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同業他社に転職する際の志望動機の例文を紹介|履歴書の書き方や面接での注意点

「転職に興味はあるけれど同じ業界に転職すべき?」
「転職準備って、何から始めたらいいんだろう?」

転職に興味はあるけれど、何から始めたらよいか悩む方は多いのではないでしょうか。転職は、今までの経験を活かし異業種、異業界へチャレンジすることができるチャンスですが、ここでは、同業他社に転職する際に使える志望動機を中心に、志望動機の考え方や例文、そして転職のコツなどを紹介していきます。例文と共に志望動機の書き方やコツ、注意点を知ることで、企業側に対して熱意や動機を伝えるために必要な考え方が見えるようになります。

同業他社への転職は、今までの経験を活かせるチャンスとなるでしょう。なぜこの業界、会社で働きたいのか、自分の思いをしっかりと整理して転職活動へ臨みましょう。

志望動機から企業が読み取ることとは?

企業の採用担当者は、採用するにあたり、自社の求める人材のイメージと応募者がマッチしているかを志望動機から読み取ります。その会社を選んだ理由や転職する理由だけでなく、その人の働く上での意欲や価値観なども志望動機から知りたいと考えています。

そのため、就職活動や転職活動をする際、志望動機は非常に重要になります。何故その会社を志望するのか、今後どういった仕事をしていきたいか、企業側へ自分の思いをしっかり伝えるようにしましょう。

ただし、例文を使いまわしたり他の会社でも言える内容を盛り込んだりするのではなく、入社後どのような仕事をしていきたいか、何故その会社を選んだのか、深く掘り下げていくことが大切です。

一緒に働くイメージを企業側に抱いてもらえるような、説得力が感じられるような志望動機を考えていきましょう。

同業他社で同じ職種へ転職したい場合の志望動機の書き方

同業他社で同じ職種へ転職したい場合の志望動機の書き方

同業種に転職したいと思う方の中には、職種も変えずに転職してキャリアを積み上げていきたいと考える方もいるのではないでしょうか。

同業転職で同じ職種に転職する場合、業界経験があることは大きな強みになります。また、企業側も採用を考える際に、即戦力となってくれることを期待します。経験があることをアピールしていきましょう。

では、同業界の同職種へ転職する際に使える志望動機の書き方、例文を業界ごとに紹介していきます。

1:メーカーの場合の例文

メーカー業界は、製造過程によって職種が異なる場合があります。また、メーカーといっても製造する商品は様々です。そのため、製造過程に関する知識や商品知識などの専門知識が必要になることもあります。メーカーの場合は以下のような例文になります。

「前職では5年間、同じく食品原料をメインに扱う製造業で営業をしておりました。生活に欠かせない食という分野で世界の発展にも寄与したいと以前から考えており、海外市場への参入が多い部署を希望し、入社時から在籍しておりました。

ですが、若手であるために、実際のところ国内取引を任されることが多く、思うように海外市場への営業に力をいれることが叶いませんでした。

貴社は、若いうちから実力があれば国、地域問わず海外取引も任せてもらえるという企業文化であると伺い、私が求めていた環境であると感じました。

営業経験だけでなく、今まで培って参りました原料の知識、生産工程の知識も今後、お役に立てると思っております。このような理由から、貴社での営業職を強く志望しております」

上記のように、企業文化に触れることで転職したい理由をポジティブに伝えることができます。志望する会社も前職と同じ商品や分野を扱っている場合、入社後に知識を活かして即戦力になれる点も、アピールすると良いでしょう。

2:商社の場合の例文

商社は、売買に関わる業界です。モノなどの商品を仕入れて卸す、買って売るまでの一連の工程に携わる機会が多い業界となります。

商社には、総合商社と専門商社に大きく分けられ、様々な商材・サービスに参入している総合商社、特定分野・商材を専門的に扱う専門商社、それぞれ特徴があります。

志望動機を書く際、総合商社・専門商社においても企業によって特徴が異なるため、何故数あるうちでもその商社に志望するのか、実体験などを交えて採用担当者側へ詳しく伝えると良いでしょう。

「これまで、〇〇の商材を扱う専門商社で営業として従事しておりました。営業として従事していく中で、今までの商材に関する知識や営業経験を活かして広い事業で活躍したいと思い、商材や市場問わず様々な事業に参入することができる総合商社を希望しています。

特に貴社は、私が今まで取り扱っておりました〇〇の商材を扱っており、そしてこの商材を世の中の状況に合わせて様々なビジネスで応用しておられます。

培ってきた〇〇の商材に関する経験で、より幅広い事業に挑戦したいという私自身の希望に、貴社がピッタリだと思い志望致しました」

上記はあくまで一例ですが、何故この会社に入りたいのかを具体的に、今までの経験と照らし合わせて書いてみると良いでしょう。

3:小売の場合の例文

小売業界は、衣食住に関わる商品、サービスを中心に販売する業界です。小売業界では、商社やメーカーと違い商品を売る相手が消費者となる形態が多く、個人消費の度合いが直接的に売上に影響するという特徴もあります。

小売には、百貨店、スーパー、化粧品など細かく分類されます。そのため、何故消費者に商品を売る事業形態が良いのか、何故小売の中でもその職種が良いのかを掘り下げて考えてみると良いでしょう。

「前職でも、化粧品販売員として従事しておりました。貴社は他百貨店にはない、化粧品分野及び美容分野に特化したイベントや、プロジェクトが多いという特徴があります。

コスメに留まらず、美容に関するサービスをより多くの女性に提供したいと考えている私自身にとって、貴社の美容分野での各プロジェクト、サービスの内容はピッタリと感じました。

これまで培ってきた化粧品販売員としての経験や商品知識、美容の知識を活かし、貴社の販売員としてお客様へのサービスを提供していきたいと考えています」

上記は百貨店業界へ、化粧品販売から同職種転職する場合の志望動機の一例です。小売業界の志望動機は、小売業の中でも何故その業界、商材が良いのかを明確に書くと説得力があがるでしょう。同業他社の企業研究を行い、しっかりとそれぞれの特徴や違いを把握すると良いでしょう。

4:金融の場合の例文

金融と聞くと銀行のイメージがあるかと思いますが、クレジットカード、保険、証券なども代表となる商材です。また、近年では、IT技術を応用したスマートフォンでの支払いアプリやネットを使う投資なども増えており、時代の変化に合わせて進化している業界でもあります。

志望動機を書く際は、業界やお金に関する資格や専門知識があれば、過去の職務経験などの共通点と併せて伝えると良いでしょう。

「私はこれまで、法人保険を扱う会社で、法人営業として5年間従事して参りました。今まで法人向けに営業をして参りましたが、保険を通して人々の生活により深く寄り添っていきたいと思うようになり、生命保険に興味を持つようになりました。

貴社の、お客さまに寄り添った営業の仕方、そしてお客様のご状況やおひとりおひとりに合わせた多彩なプランを組み込んだ商品に、感銘を受けました。年金アドバイザーやフィナンシャルプランナーなどの資格も取得しております。

前職で培った営業スキルや経験、そして資格を活かして、今後は生命保険を取り扱う貴社の営業マンとしてステップアップしたいと思い、営業職を志望致しております」

一例ではありますが、このように同じ金融業界でも取り扱う商品は様々であるため、取り扱う商品に関係がある資格や経験は強みになるでしょう。金融業界で今後も活躍していきたい理由、応募する会社が取り扱う商品ではないといけない理由も盛り込むと良いでしょう。

同業他社で違う職種へ転職したい場合の志望動機の書き方

同業他社で違う職種へ転職したい場合の志望動機の書き方

同業他社への転職を考える方の中で、違うお仕事に携わりたいと思っている方もいるのではないでしょうか。違う職種に転職する場合、何故職種を変えることにしたのか、何故他の企業でなくこの会社でその仕事にチャレンジしてみたいのかを掘り下げていくことが、ポイントです。

職種によって、同じ業界でも必要とされるスキルは異なりますが、業界経験者として業界知識がある点は強みとなります。その強みを活かして、この会社で何をしていきたいかを明確に伝えられるようにしましょう。

ここでは、同業種転職で違う職種にチャレンジする場合の志望動機の書き方、コツを紹介していきます。

1:サービス業界の場合の例文

サービス業では、接客やホスピタリティなど、お客様目線に立つことが求められる場合が多いでしょう。ここでは、接客業から営業へキャリアチェンジを希望すると仮定した際の例文を紹介します。

「これまで接客業の一スタッフとして、日頃から業界のトレンドを把握するように努め、消費者にとって今の時代、何が大切なのかを考えて接客して参りました。

消費者の声、業界の流れを掴みながら店舗の売上計画を考えることで、売上を〇〇%引き上げることができました。このように販売員として培ってきたスキルと業界知識、商品知識を活かして業界の最前線で更に活躍したく、貴社の営業職を志望致しました。

営業でもこうした経験が活かせることができると思い、是非とも、貴社で営業職として貢献したいと考えております」

例文にあるような先を読む力、お客様目線に立って考えるホスピタリティ力などは、サービス業や接客業ならではのスキルです。

次の職種でも活かせられる共通点を洗い出して明確に伝え、チャレンジ精神や向上心などの仕事に対するポジティブな面もアピールしましょう。そうすることで、志望動機を読む側も、一緒に仕事をする姿をイメージしやすくなるでしょう。

2:ソフトウェア・通信業界の場合の例文

ソフトウェア・通信業界は、ITに関わる分野が大半を占める業界です。コンピューター、携帯電話、他通信機器の販売や通信に関わる事業を担っています。

営業や販売などの職種もありますが、IT技術が必要とされるため、技術系職もなくてはならない存在です。未経験職種に挑戦する場合、IT系技術や専門知識があり、意欲的にキャリアアップを図りたいとアピールすることが大切になるでしょう。

「前職では通信業界の営業として従事してきました。営業として仕事をする中で、商品を構築する最新技術やプログラミングに興味を持つようになりました。

貴社は、○○などの技術を中心に用いたサービスを行っておられます。より最前線で、様々な業界の進化に寄与している点が、より業界の発展に寄与したいという私の環境にぴったりだと思いました。

今後は営業で培ってきた専門知識を活かし、システムを作り上げる側として、より技術が必要とされる最前線で通信・ソフトウェアというインフラを支えていきたいと考えております。

また、プログラミング知識やこれまでに取得してきた資格も活かし、貴社の発展に貢献したいと思い志望致しました」

時代と共に技術やサービスが多様化、進化していくこの業界では、「なぜこの会社を志望するのか」という理由だけでなく、例文のような向上心や技術に対する革新に興味を持っている旨を伝えることも大切です。

希望職種にかかわらず、業界で必要とされる資格を所持している、または勉強中であることをアピールすることで、同業種の中で転職する際によりアピールできるでしょう。

3:マスコミ業界の場合の例文

テレビや新聞、ラジオ、広告などのマスメディアが中心となっている現在において、日頃から目にする機会の多い業界が、マスコミ業界です。

メディアは、世の中に情報をいち早く届けるだけでなく、人の心や行動の原動力ともなる役割を果たしているため、やりがいが大きい業界とも言えるでしょう。ここでは、広告業界への志望動機を一例として挙げてみましょう。

「これまで、○○の広告代理店の営業として、様々な業界のクライアントのサポートを中心に、セールスや販促に携わって参りました。

以前から、独学で○○の技術習得に取り組んでおり、特に貴社の○○の技術を用いた事業及び理念に共感致しております。○○の技術と今まで販促活動で培ってきたスキルが、○○のブランドで貢献できると思い、志望致しました。」

マスコミ業界は、必要とされる技術や知識が異なる場合が多くあります。転職を決意、異なる職種を目指すようになったきっかけを掘り下げ、相手が納得する根拠を伝えられるようにすると良いでしょう。

また、マスコミ業界は世の中の流れに密接に関わる業界です。変化が非常に目まぐるしいため、技術や知識を日頃からブラッシュアップし、トレンドや業界の動向に敏感な必要があります。

志望動機を書く際、業界への思い入れだけでなく変化していくトレンドや技術、専門知識を習得するための努力や意欲を積極的にアピールしていくと、より熱意が伝わる内容になるでしょう。

4:官公庁・公社・団体の場合の例文

国や地方公共団体などの役所で働く公務員だけでなく、学校法人や医療法人などの団体職員もこの中に含まれています。ここでは、法人団体から法人団体へ転職する際の志望動機の一例を紹介します。

「今まで、○○法人の経理事務として働いて参りました。事務の経験を積む中で、以前より興味を持っていた福祉・介護業界に事務として携わりたいと思い、介護事務として貴法人を志望しました。

貴法人は○○というサービスや、各団体と連携して行う地域密着型の事業を行っておられ、私が介護サービスを利用する際に大切にしたいと思う理念と、ぴったりと感じています。

○○の資格を取得しているためこの知識を活かし、今まで培ってきた事務経験と併せて、貴法人でより一層社会のお役に立てるように頑張っていきたいと考えております」

法人・各団体・官公庁へ異職種転職を目指す場合、民間企業でなくこの団体・法人でなければならない理由を明確に掘り下げる必要があります。

教育団体であれば教育関連の資格を、医療や介護・福祉団体であればその分野に関連する資格など、志望する団体・公社が行っている事業や分野に沿った資格を取得、または、目指すと良いでしょう。

同業他社へ志望動機を伝えるときの注意点

同業他社へ志望動機を伝えるときの注意点

転職のきっかけが人間関係や仕事の大変さなど、ネガティブな理由であるケースも少なからずあるでしょう。しかし、前職の批判になりかねない内容を記載することで、採用担当側へ悪い印象を与えるだけでなく、情報漏洩や損害に関わるトラブルに発展する可能性もあります。

転職するきっかけや動機を伝える際は、キャリアアップやスキルアップなどの前向きな動機にすることで、好印象を抱いてもらえるようにしましょう。

ここでは、履歴書と面接、それぞれの注意点をお伝えします。

履歴書へ書くとき

履歴書を書くときの注意点は、身の丈に合わない経験談や実体験、志望する理由などは記載しないようにすることです。

履歴書では、これまでの経歴や功績などを具体的に伝えるだけでなく、会社を志望するにあたり興味を持った部分を記載しましょう。万が一、譲れない条件がある場合は、正直に志望理由と併せて記載しましょう。

また、企業研究をしっかりしておき、その上で感じた企業の魅力なども加えると、より良い履歴書が作れるでしょう。

面接で伝えるとき

面接時は、前職での経験やスキル、志望理由を伝える際、履歴書に書いた内容と矛盾を生じさせないように注意することが大切です。

例えば、履歴書では、ステップアップやキャリアアップのために、転職する決意をしたと記載していたにもかかわらず、面接では前職場の待遇や条件への不満を転職理由として、企業に伝えてしまうことがないように注意しましょう。

また、長年の経験者として業界で活躍してきた場合、キャリアや経歴に自信がある姿勢を見せるつもりが、態度や話し方がぞんざいになってしまう場合があります。面接では、謙虚な姿勢を忘れず、話し方にも気を配るようにしましょう。

業界を問わず使うべきではない志望動機

業界を問わず使うべきではない志望動機

志望動機を伝えるにあたり、業界を問わず使うべきではない内容もあります。

「○○のサービスが受けられるから」「家から近いから」「待遇がいいから」など、個人の好みに関わる内容や、「明るい社風に惹かれた」などの、ありきたりな志望動機を羅列しないようにしましょう。

志望動機を伝える際は、会社の理念や事業など、独自性がある部分をしっかりと調べた上で、「この会社でなければならない理由」を伝えていくことが大切です。また、仕事内容にも必ず触れるようにし、貢献する意欲があることを伝えていきましょう。

家庭環境などの理由で譲れない希望条件がある場合は、ミスマッチを防ぐためにも、正直に伝える必要があります。企業に貢献していきたい気持ちを誠実に伝えることが大切です。

同業他社への転職以外の3パターンの志望動機の書き方

同業他社への転職以外の3パターンの志望動機の書き方

同業への転職を目指す際に考えるべき志望動機の書き方やコツ、注意点を中心に紹介してきました。同業他社への転職を前提としてきましたが、そうではない場合の転職では、どのようにしたら良いのか悩む方もいるでしょう。

同業他社への転職とは志望理由などの書き方が異なる場合もあるため、臨機応変に内容を考えることが大切です。ここでは、3つのパターンで志望動機の書き方やコツを紹介していきます。

1:違う業界で同じ職種へ転職したい場合の例文

経験した職種はそのままに、思い切って興味のある業界へチャレンジしたいと思う人も少なくはないでしょう。以下は、同じ職種ですが違う業界へ転職する際の例文を紹介します。

「5年間メーカーに従事し、○○の分野で営業を行ってきました。営業として自社製品をクライアントへ提案して参りましたが、自社製品だけでなく、国内外問わず商材を世に広めていける営業になりたいと思い、国内外問わず営業する機会のある商社営業を志すようになりました。

貴社は、○○の分野において国内売買だけでなく、海外の幅広い地域で事業を展開しておられ、私が希望する環境にぴったりだと感じました。○○の分野に関しては資格も取得しているため、是非とも貴社の事業に貢献したく志望しました」

同業界への転職とは違い、異業界への転職を目指す場合、その業界を目指すきっかけも盛り込んでみましょう。

また「他の業界でも言えるのでは?」といったありきたりな志望動機ではなく、業界へのこだわりを志望理由に盛り込むようにしましょう。

2:ブランクを経て転職する場合の例文

ブランクを経た上で転職する場合は、ブランクの理由を面接で聞かれる場合もあります。

ポジティブかつ、仕事に意欲的である印象を抱いてもらえるような志望理由と、ブランクの理由を絡める方法もあります。病気やケガなどが理由の場合は、業務遂行に支障や問題がない旨を伝えると良いでしょう。

「前職では、営業事務として請求書、発注書などの書類作成業務、納期・在庫管理などの業務を行ってきました。

9カ月間というブランクはありますが、営業事務経験と大学時代に培ってきた語学力を活かして、貿易事務に挑戦したいと思い、貿易実務スキルに関わる勉強に力をいれてきました。

貿易実務検定B級を取得後、日商簿記資格に挑戦して2級を取得しました。営業事務で培ってきた正確性やスピードなどの事務処理力を、貿易実務で活かしていきたいと考えています」

ブランクがあったとしても、これまでに努力してきたことがあれば、志望動機と絡めて記載すると仕事への意欲をアピールできます。取得していない場合でも、積極的に勉強中であることを伝えると良いでしょう。

3:未経験の業界へ転職する場合

未経験の業界へチャレンジする場合は、目指すきっかけやその業界で活躍したいと思う理由など「なぜこの業界に興味を持ったのか?」を整理しましょう。

更に、同業他社の中でもその会社を選んだ理由、職種を志望する理由も併せて考えることが大切です。

「貴社の○○の製品を購入し、○○の技術に感銘を受け、IT業界に興味を持つようになりました。独学でプログラミングの技術を身につけましたが、今後はこうした技術を用いた商材を自分の手で世に広め、社会のインフラに貢献したいと思い、技術職を希望するようになりました。

今まではメーカーで営業として携わってきましたが、IT技術が必要になる商材にも関ってきましたので、経験を活かしていけるのではないかと考えています。

貴社では、私が特に興味を持っている〇〇の技術を用いた事業に力をいれていると拝見したため、是非とも貴社の事業に携わっていきたいと考えています。現在、○〇の資格を勉強中です」

未経験である場合、知識や経験がない点がデメリットになるのではないかと心配する方もいるでしょう。未経験であっても、それを補うために努力してきたことなどを伝えることで意欲のアピールに繋がります。持続力や向上心は強みになるため、積極的に書きましょう。

志望動機と自己PRの違い

志望動機と自己PRの違い

自己PRは、自分の今までの経験やスキルをアピールする部分です。今まで何を頑張り、何を強みにしてきたのかを具体的に相手に伝えることが大切です。

志望動機は何故その会社で働きたいのか、何故その業界に興味があるのかを伝える必要があります。強みや経験を活かしてどんな仕事をしたいのか、どうやって貢献していきたいのかをアピールする部分になります。

自己PRと志望動機には、求められている内容に違いがあります。アピールするポイントも異なるため、企業側が求める内容に即しているかを考えて書きましょう。

志望動機を明確にして転職を成功させよう!

志望動機を明確にして転職を成功させよう!

同業他社への転職を中心に、志望動機の書き方やコツ、注意点などを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

異業界・異職種へ転職を想定した場合の、志望理由の落とし込み方や書き方なども紹介しましたが、「この業界で、この企業で今後活躍していきたい理由やこだわり」を明確にすることが大切です。これは業界や転職例関係なく、共通して非常に大切な部分になります。

自分らしいキャリアを歩んでいくために、自分の経験やスキルだけでなく、志望動機もしっかりと作り込み、転職という新しいキャリアの門出を成功させましょう。

監修:キャリテ編集部【株式会社エーティーエス】

株式会社エーティーエスが運営する本サイト「キャリテ」では、みなさまの「キャリア」「働く」を応援する記事を掲載しています。みなさまのキャリアアップ、より良い「働く」のために、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。

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