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法人営業職への志望動機で押さえたいポイント|8つのシーン別から見る例文も紹介

法人営業職への志望動機で押さえたいポイント|8つのシーン別から見る例文も紹介

「法人営業職の仕事内容を知りたい」
「法人営業職になるためには、どのような能力が必要なの?」
「志望動機の書き方を教えてほしい」
法人営業職への志望動機を書きたいけれど、仕事内容や必要な能力、書き方のポイントなどがわからなくて不安や疑問を感じていませんか。

この記事では、法人営業職の仕事内容、求められる能力、志望動機の書き方についてまとめました。併せて、シーン別の志望動機例文を8つ紹介しています。

この記事を読めば、法人営業職の仕事内容や志望動機の書き方が理解できます。また、シーン別の志望動機例文も紹介していますので、法人営業職への就職を目指している人は、ぜひ参考にしてください。

法人営業職が行う仕事内容

法人営業職が行う仕事内容

法人営業職とは、どのような仕事をしているのでしょうか。法人営業職は、企業などの法人に商品やサービスを売る仕事をしています。個人営業職に比べて、ビジネススケールや扱う金額が大きいため、高度な営業力が必要です。

法人営業職が扱う商品は、有形商材と無形商材に分かれています。有形商材とは、いわゆる商品のことで、洋服やOA機器、精密機械の部品などカタチのあるものです。一方、無形商材とは、コンサルティングや金融商品など、カタチのないサービスを指します。

また、法人営業職の営業スタイルは「ルート営業」と「新規開拓」に分けられるでしょう。「ルート営業」とは既存顧客を定期的に訪問し、自社製品の商談や新商品の提案を行います。一方、「新規開拓」は取引のない企業に自社商品の営業活動を行うことです。

法人営業職に必要とされる能力

法人営業職に必要とされる能力

法人営業職になるためには、どのような能力が必要でしょうか。営業職に求められる主な能力として、コミュニケーション力や人当たりの良さ、交渉力などが挙げられます。

ここでは、法人営業職に求められる能力を3つに絞り、それぞれについて解説します。法人営業職を目指す人は、ぜひ参考にしてください。

高いプレゼンテーション能力

法人営業職には、高いプレゼンテーション能力が求められます。商品やサービスの内容を単に分かりやすく伝えるだけではなく、その場で導入を決定するなど具体的なアクションを起こさせる必要があります。

高いプレゼンテーション能力を持っている法人営業職は、クライアントから想定外な決裁を引き出したり、クライアントと深い信頼関係を築いたりすることが可能です。

明るい性格

法人営業職に向いている特徴として、明るい性格が挙げられるでしょう。具体的には、単に明るい性格なだけでなく、多くの人と接することに苦手意識がなく、自らコミュニケーションを取れる人が向いています。

法人営業職は、毎日多くの人と接しながら仕事をしています。スムーズに仕事を進めるためには、自らコミュニケーションを取りながら進めなければなりません。

クライアントからのアクションを待つのではなく、自らコミュニケーションを図る人の方が法人営業職に向いているでしょう。

課題解決能力

法人営業職は、課題解決能力が求められます。課題解決能力とは、クライアントが抱える課題を発見し、解決するためのプランやスケジュール等を提案するスキルを指します。

課題解決能力が優れている法人営業職ならば、クライアントが抱える問題に適切な解決策を提示することが可能です。その結果、クライアントだけではなく社内からも高い信頼を得られるでしょう。

法人営業職の志望動機で押さえたいポイント

法人営業職の志望動機で押さえたいポイント

志望動機を書くときは、この企業で働きたいという強い思いを伝えることが大切です。伝えたいことを簡潔にまとめられるよう工夫して書きましょう。

志望動機を書く際には、志望企業の特徴や法人営業の仕事内容などを事前にしっかり調べてください。ここでは、法人営業職への志望動機を書くために欠かせないポイントを4つ紹介します。ぜひ、参考にしてください。

  • 企業や職種を選んだ理由に具体性を持たせる
  • 具体的な実績を記載する
  • 法人営業が未経験のときは適性がある能力をアピールする
  • 志望動機を文章として書くときは結論から書く

企業や職種を選んだ理由に具体性を持たせる

なぜ、その企業や職種を選んだのか、具体的な理由を書きましょう。法人営業といっても、それぞれの企業によって仕事内容は異なります。ただ法人営業職に就きたい、というだけでは志望動機が弱いと思われる可能性があります。

志望動機を書く前に、企業のホームページやパンフレット、説明会などで、志望する企業の商品やサービス、社風をしっかりと理解しておきましょう。

具体的な実績を記載する

法人営業職は高度な営業力が求められるため、具体的な実績があれば選考で評価される可能性があります。営業職の経験がある人は、具体的な実績を志望動機に記載しましょう。

法人営業が未経験のときは適性がある能力をアピールする

法人営業職の経験がない人は、営業職と共通する能力を志望動機でアピールしましょう。たとえば、アパレルショップの販売員がアパレル系の法人営業職を目指す場合「アパレル業界の経験」が共通しています。そうした経験をアピールしてください。

未経験であっても、前職の経験に触れながら可能性や将来性をアピールすることが大切です。

志望動機を文章として書くときは結論から書く

志望動機を書くときは結論から書きましょう。結論を最初に書くことで、どのような思いを持っているのか、どのような人柄なのか、読み手の興味を引くためすぐに理解してもらえます。

結論を書いたあとは理由や具体的なエピソードを加えてください。エピソードはできる限り細かくわかりやすく書きましょう。

8つのシーン別から見る法人営業職の志望動機例文

8つのシーン別から見る法人営業職の志望動機例文

法人営業職の志望動機例文を紹介しましょう。ここでは「未経験者の場合」や「経験者の場合」など、8つのシーンに分けて、それぞれの例文を紹介します。

文章の構成やアピールポイントをどのように書けばよいか、例文を参考にしてみてください。

1:未経験者である場合

前職では人事部に配属され新卒採用を担当していました。貴社の法人営業職を志望した理由は、新卒採用で培った対人スキルを活かしたいためです。新卒採用では、就活生の考えや本音を聞き出すことで、自社の求める人材の採用に貢献してきました。

法人営業職も、クライアントの課題を聞き出し、ニーズに応えることが求められると考えています。身につけた対人スキルを活かしながら、貴社の売上拡大に貢献したいと考えています。

2:経験者である場合

貴社を志望した理由は、貴社の商材がクライアントの課題を解決する優れたサービスと感じたためです。

前職では法人向けに〇〇を販売していました。平均受注金額〇万円の案件を月間〇件達成しています。月間成約数で社内トップを記録し、表彰された経験もあります。

入社当初は思うような売上金額を達成できませんでしたが、業界の有益な情報をクライアントに提供し続けたことで信頼を得て、受注につながるようになりました。

前職で扱った商材と貴社の商材は、営業対象が類似しているため、即戦力として貢献できると思います。

3:海外での経験をアピールする場合

私は学生時代に海外へ留学した経験があります。海外の経験が貴社の業務に役立つと思い、志望しました。

留学先では、日本語を使わず英語だけで生活していました。当初は英語の会話が難しくて何度も諦めそうになりましたが、努力を続けた結果、克服できました。また、英語力のアップを目指して、クラスメイトと英語でディスカッションも行いました。

その結果、実践的な英語を習得できたと思っています。このような経験やスキルは、新規開拓が中心の貴社の営業に活かせると考えています。

4:接客業のアルバイト経験をアピールする場合

私の強みは、接客業のアルバイトで身につけたコミュニケーション力です。大学時代は、レストランでアルバイトをしていました。レストランでは、多くのお客さまやスタッフと接したことで、コミュニケーション力を身につけられました。

たとえば、お客さまの年齢や好みなどを考えた上でおすすめメニューを提案し、リピーター数のアップに貢献したことがあります。また、レストランのスタッフとは丁寧なコミュニケーションを心掛けました。

その結果、バイトリーダーに選任され、新人教育を任せられるようになりました。アルバイトで得たコミュニケーション力を活かしながら、法人営業職として貴社の売上拡大に貢献したいと考えています。

5:飲食店でのアルバイト経験をアピールする場合

私の長所は、飲食店のアルバイトで身につけたリーダーシップです。貴社の法人営業職を志望した理由は、リーダーシップを活かしたいと思ったからです。

アルバイト先は、大学生から年上の方までさまざまな人で構成されていました。私はアルバイトリーダーを任されていたため、メンバーのモチベーションに配慮しながら積極的に働きました。

飲食店のアルバイトで得た経験から、自ら手本となって働くことの大切さに気づきました。私はこれらの経験を活かした上で法人営業職として積極的に働き、貴社の売上拡大に貢献したいと思います。

6:メンタルの強さをアピールする場合

私の強みはメンタルの強さです。メンタルの強さは、大学時代のラグビー部で培いました。ラグビー部では主将としてメンバーを支え、全国大会を目指して練習を続けてきました。

限界まで練習しながら、勉学も怠ることなく過ごした非常に厳しい毎日でしたが、強いメンタルを身につけられたと思います。

ビジネススケールが大きい法人営業職は、プレッシャーも大きいと思います。そのような状況でも、強いメンタルを活かして貴社の売上拡大に貢献する考えです。

7:仕事への意欲をアピールする場合

私が法人営業職を希望する理由は、お客さまから信頼を得ることが売上という明確な数字につながる点に魅力を感じるからです。私は、勉強や部活など、成果が目に見えるカタチで表れることに、学生時代から意欲を感じてきました。

会社説明会に参加したときに、御社社員の方から高い目標を掲げて仕事をされていると話を聞きました。そうした社員の方の姿に強い憧れを感じました。私も法人営業職として働きながら、貴社の売上拡大に貢献したいと考えています。

8:自分の考えをアピールする場合

私は、人をサポートする仕事がしたいと考えています。貴社は、お客さまと地域を大切にすることで深い信頼関係を築かれています。私は、そうした貴社で働きたいと思い志望しました。

会社説明会でスタッフの皆様とお話したとき、お客さまを大切にされていると強く感じました。私も法人営業職として一緒に働き、さまざまな人をサポートしたいと考えています。

法人営業への転職に備えて志望動機を考えよう

法人営業への転職に備えて志望動機を考えよう

法人営業への転職に向けて、志望動機をしっかり考えましょう。企業から評価される志望動機を書くためには、今までの営業経験だけではなく、企業を選んだ理由や入社後の展望などを具体的に書くことが大切です。

法人営業職は高度な営業力が求められます。今まで培った能力やスキル、経験や実績を志望動機に盛り込み、自分の強みをアピールしましょう。

監修:キャリテ編集部【株式会社エーティーエス】

株式会社エーティーエスが運営する本サイト「キャリテ」では、みなさまの「キャリア」「働く」を応援する記事を掲載しています。みなさまのキャリアアップ、より良い「働く」のために、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。

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