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貿易事務への志望動機で押さえたいポイント|アピール内容別から見る例文5選も紹介

貿易事務への志望動機で押さえたいポイント|アピール内容別から見る例文5選も紹介

「貿易事務はどんな会社で働けるの?」
「志望動機で何をアピールすればいい?」
「転職するために必要なスキルや資格は?」
貿易事務の仕事に転職したいと考えたことはありませんか。転職活動で悩みやすいのが志望動機の書き方です。どんなことをアピールすれば熱意が伝わるでしょうか。

本記事では、貿易事務の基本的な仕事内容と必要なスキルや関連する資格、志望動機のポイントについて解説します。アピール内容別の志望動機の例文や注意したい点も併せて紹介するので、志望動機を作成するときに役立つでしょう。

この記事を読めば、自分がアピールしたい内容を活かした志望動機を書けるようになり、貿易事務についての基本的な仕事内容も知ることができます。

貿易事務への転職を考えている人や、仕事内容に興味のある人はぜひ参考にしてください。

目次

貿易事務の平均的な年収

貿易事務の平均的な年収

貿易事務の仕事に就いて得られる平均的な年収は、約460万円です。一般的な事務職の年収と比較すると、貿易事務の平均年収は高い傾向にあります。

これは、事務処理の能力以外にも、貿易の専門知識や語学力といった特殊なスキルが必要とされるためです。また、経験が重視される職種のため、専門性を高めていくことで収入アップが期待できます。

出典:貿易事務|職業情報提供サイト(日本版O-NET)

貿易事務が活躍する業種

貿易事務が活躍する業種

貿易事務が働くのは輸出入に関係する企業においてですが、業種によって業務内容が異なります。それぞれ重要視されるスキルが異なるため、自分に合った業種を見つけましょう。貿易事務が活躍している主な3つの業種と業務内容を紹介します。

海貨業者・倉庫業者

海貨業者も倉庫業者も、商社やメーカーに代わって輸出入に関わる手続きや税関長の許可を受けて通関業務を行っています。

海貨業者は正式には海運貨物取扱業者という名前で、港で海運貨物を取り扱う業者です。倉庫業者は寄託された荷物を倉庫で預かり、指示に従って出庫します。

海貨業者や倉庫業者での貿易事務の仕事は、輸入または輸出する貨物の通関に関する書類作成と船への積み込みや荷下ろしに関する業務がメインです。

英文の書類を取り扱うため、読み書きできるだけの英語力とスピーディーかつ正確な事務処理の能力が重要視されます。コツコツと進める書類作業が得意な人におすすめです。

商社及びメーカー

商社やメーカーでは、主に海外取引先との交渉や連絡、受発注の確認や船会社への積み込み手配をします。

輸出または輸入の内容に応じてさまざまな業務が発生するため、同時進行で複数の業務を処理するタスク管理能力が要求されます。また、取引先とメールや電話で直接やり取りをするため、語学力だけでなくコミュニケーション能力も必要です。

輸出入の法令に関する手続きも行うため、法律的な知識と内容に関する判断力も重要になってきます。幅広い業務に携わる商社やメーカーでの仕事は、貿易事務としてキャリアアップを目指している人に向いているでしょう。

航空関連・船舶関連会社の国際物流

航空便や船便で国際貨物を扱う国際物流会社では、最善の輸送ルートを考えて提案することが主な仕事です。

荷主や海外代理店との調整や交渉に加えて、荷物の積み込み手配や輸出入に必要な書類を作成します。さらに、航空便や船便のブッキングの手配やスペースの交渉も貿易事務の業務です。

早さと正確さを求められる書類作成が多いため事務処理が得意で、関連会社との折衝も苦にならないという人に向いているでしょう。やり取りの中でイレギュラーが発生しても、動じずに対応できる冷静さが求められます。

貿易事務が行う仕事内容

貿易事務が行う仕事内容

貿易に関連する手続きをするのが貿易事務の主な仕事です。一口に貿易といっても、輸入と輸出では発生する手続きや業務が異なってきます。輸入と輸出に分けて、貿易事務が行う仕事の具体例を見ていきましょう。

輸入関連業務

貿易事務が輸入に関して行う主な仕事は大きく分けて2つあります。

1つ目は関税や消費税の納付と通関の手配です。輸入した荷物に対して発生する税金を計算して納付します。また、税関に申告手続きをして、国内に荷物を持ち込む許可をもらいます。

2つ目は納品管理です。輸入した荷物の数量が正しいか確認し、顧客の手元に届けるまでのスケジュール管理をします。保管する倉庫や輸送の手配も貿易事務の仕事です。

輸出関連業務

輸出に関連する業務は、大きく分けて3つあります。

1つ目は、貿易書類の作成です。インボイスやパッキングリストを始めとする輸出に必要なさまざまな書類について、作成と内容の確認、申請や送付をします。多くの書類が英語で書かれているため、読み書きできる語学力が求められる作業です。

2つ目は国内から海外まで荷物を運ぶための輸送手配です。船便または航空便の業者や国内外の物流会社と連携して、最適な輸送手段とルートを手配します。国内の倉庫や工場への出荷依頼も業務の一つです。

3つ目は通関手配です。輸入と同じく、輸出で国内から海外に荷物を持ち出すときにも税関への申告が必要とされます。

貿易事務に必要とされるスキル

貿易事務に必要とされるスキル

貿易事務に必要とされるスキルとして思い浮かべやすいのは、英語力や貿易の知識でしょう。しかし、必要とされるスキルはこの2つだけではありません。貿易事務に求められるスキルを6つ紹介します。

貿易取引に関する基礎的な知識

貿易事務の仕事をするにあたって、貿易や輸出入に関する専門用語の意味がわからなければ業務が務まりません。貿易に関する基礎知識は必ず身に付けておきましょう。

具体的には、輸出入に伴う物流の流れや関連する法律、通関に必要な手続きなどです。日本と外国では商習慣や法律が異なるので、取引をする主な国についてはあらかじめ知っておきましょう。

英語力

海外の相手との交渉や貿易に関する書類の大半が英語のため、貿易事務には英語力も必須です。特に企業相手の折衝にはビジネスレベルでの英語力が必要でしょう。日常会話レベルでは正しく意思疎通ができない場合があります。

また、英語だけでなく中国語やスペイン語の需要も増えています。英語にプラスして他の言語も扱えると、英語圏以外の貿易でも活躍できて重宝されるでしょう。

正確性

業務の中で書類を扱うことが多い貿易事務は、正確な仕事が要求されます。誤りのない書類を作成するだけでなく、書かれている内容を正しく理解する力も必要です。

さらに、海外の企業や税関のような機関と連携したやり取りのため、1つ1つの作業をスピーディーにこなす迅速さも求められます。しかし、いくら作業が早くても間違っているとやり直しになってしまうので、まずは速さよりも正確さを優先しましょう。

調整力及び折衝力

貿易事務は、社内外のさまざまな人を相手にやり取りを行います。特に、海外との調整や折衝業務が不可欠です。言葉だけでなく文化や商習慣も異なる相手とも正確に意思疎通ができる、高いコミュニケーション能力が求められます。

また、海外だけでなく国内の取引先や社内の関係部署との調整も忘れてはいけない業務です。どんな相手とでも円滑にコミュニケーションを取れるのが理想でしょう。

学習意欲

一般の事務とは違って、貿易事務には語学力や貿易の専門知識が求められます。そのため、自分で進んで学習しようという意欲が必要です。

特に取引する国のビジネスマナーや文化は、事前に学んでおかなければ思わぬトラブルにつながる危険性があります。また、法律が改正されたときに新しい内容を知らなければ、正しい貿易書類の作成ができません。

一度覚えたら終わりではなく、知識をアップデートし続けることが求められるでしょう。大変ですが、学習した分だけ仕事の幅が広がります。

対応力

多くの企業や部署が関わる輸出入では、トラブルが発生する場合もあります。特に天候不良の影響で船便が遅れるといった遅延トラブルは、注意していても避けられない場合があるでしょう。

このような事態が起きたら、貿易事務は代替案を考えてスケジュールを組み直し、関係する企業とスピーディーに連携を取らなければいけません。トラブルが起こっても慌てずに素早く対応する力が求められます。

トラブル以外にも、貿易には通関手続きなど期限が決まっている作業が多くあります。守らなければいけない期限を確実に把握しておき、間に合わせるための臨機応変な対応が必要です。

貿易事務への志望動機で押さえたいポイント

貿易事務への志望動機で押さえたいポイント

志望動機は企業に自分の強みをアピールして熱意を伝え、好印象を持ってもらうために重要です。志望動機を作成するときに押さえておきたいポイントを、項目別に見ていきましょう。

  • 希望する企業への興味・関心を盛り込む
  • 貿易事務を選んだ理由を明確にする
  • 持っているスキルや知識の活用法をアピールする
  • 転職後にチャレンジしたいことを考える

希望する企業への興味・関心を盛り込む

志望動機では、どうしてその企業を希望しているのかを伝えることが重要です。数ある企業の中からなぜ選んだのか、理由をきちんと説明することで熱意や意欲のアピールにつながるでしょう。

先ほど紹介したように、業種によって貿易事務の仕事内容は異なります。また、同じ業種でもそれぞれの企業理念があり、扱うサービスや商品に特色があります。自分が興味や関心を持ったのがどの点かを明確に伝えるようにしましょう。

貿易事務を選んだ理由を明確にする

企業への志望動機だけでなく、貿易事務という仕事を希望する理由も大切なポイントです。一般の事務職ではなく、なぜ貿易事務を選んだのかという理由を志望動機に盛り込みましょう。

事務の仕事に就きたいという理由だけでは、総務や経理でも良いのではないかと思われて仕事への熱意が伝わりません。貿易事務でないといけない理由を明確にしておきましょう。

持っているスキルや知識の活用法をアピールする

自分が持っているスキルや知識は、転職の強い武器です。仕事の中でどのように活用できるかを、志望動機でアピールしましょう。

ただし、企業が求めるスキルとかけ離れていては効果が薄くなってしまいます。事前に企業研究をして、自分のスキルが活かせる企業かどうかを判断しておきましょう。

的確なアピールができれば、活躍できそうな人材と良い印象を持ってもらえるでしょう。

転職後にチャレンジしたいことを考える

志望動機は、企業が応募者の人物像やスキルを判断する材料の一つです。企業は長く在籍して活躍してくれる人材を求めています。転職してからその企業で何をしていきたいかを志望動機に書くようにしましょう。

転職後のビジョンまできちんと考えているとアピールすることで、今後活躍してくれそうだという好印象を与えられます。企業の業務内容や特色を研究し、その中で自分がどんなことにチャレンジしていきたいかを考えておきましょう。

貿易事務の志望動機における注意点

貿易事務の志望動機における注意点

貿易事務の志望動機を書くにあたり注意しておきたいのが、英語力を全面に出したアピールです。英語を使う仕事は貿易事務以外にも多くあるため、なぜ貿易事務なのかという点が伝わりにくくなってしまいます。

また、貿易事務が使う英語は、同じような内容が多くなっています。英語力の高い人は、慣れてくると物足りなさを感じることもあるでしょう。そのため、辞めてしまうのではないかと避けられる傾向があります。

英語力は貿易事務に必須のスキルなので、得意な人はぜひアピールしたいポイントです。しかし、マイナスな印象を与えてしまう場合があるため、他のポイントと合わせてアピールすると良いでしょう。

アピール内容別から見る貿易事務の志望動機例文5選

アピール内容別から見る貿易事務の志望動機例文5選

押さえるポイントと注意点がわかったら、いよいよ志望動機を作成しましょう。資格の取得や前職での経験など、アピールしたい内容別に例文を5つ紹介するので参考にしてください。

1:資格取得のため勉強中であることをアピールする例文

前職では3年間総合事務職に携わっておりました。特に注力していたのが、PCでの書類作成のスキルアップです。効率良く正確に作成することを大切にして、自分なりに工夫してまいりました。

事務職としてさらにスキルアップしたいと考え貿易事務を志望します。貿易事務の仕事は未経験ですが、こちらのスキルが役立つと考えております。

また、現在貿易実務検定C級の取得に向けて勉強に取り組んでおります。TOEIC(R)スコアは650点で、こちらもさらなるスコアアップを目指して勉強中です。これらの経験や知識を活かして、早く貿易事務の仕事を覚えて貴社に貢献できるよう努力してまいります。

2:仕事のやりがいをアピールする例文

前職で営業事務を5年間経験しています。スムーズに業務を進行するため、外部のクライアントや社内の営業担当との積極的なコミュニケーションを心がけていました。多くの人と密に連携をとりながら、協力して業務を達成することにやりがいを感じます。

また、PCで書類作成などの事務処理を、工夫しながら正確に効率良く進めることにも達成感を感じます。これらの経験を貿易事務の調整業務や書類処理に役立て、キャリアアップしたいと考え志望しました。

いち早く貿易事務の仕事を覚えて社内外の方から頼られる存在になり、貴社に貢献できるように努力してまいります。

3:貿易事務を目指すきっかけをアピールする例文

海外旅行に出かけたときに、多くの日本製品が販売されている環境に驚きました。品質が高くすばらしい日本の製品をさらに世界に広める仕事に、自身も携わりたいと思い貿易事務を目指しています。

商社として日本の商品を海外に輸出している貴社にて、輸出を支える仕事をしたいと考え志望しました。貿易事務の仕事は未経験ですが、前職で社内外との交渉の経験とPCによる基本的な事務処理は身に付けております。

貴社の商品への理解を深めながら、早く仕事を覚えて貢献できるように努力してまいります。

4:企業への関心の高さをアピールする例文

前職で物流関係の企業に勤務していたときに、貿易を通じて世界とつながる輸出入の商品に興味を持ちました。特に貴社が輸入している海外食品は、日本の消費者の食文化を豊かにしていると思います。

グローバルに事業を展開している貴社で、自身も海外の食文化を日本に伝える仕事に携わりたいと考え志望いたしました。貿易事務の仕事は未経験ですが、前職で貿易に関する知識とPCによる書類作成は身に付けております。

貿易の現場で知識を深めながら、貴社に貢献できるように努力してまいります。

5:前職の経験・スキル・知識をアピールする例文

前職では営業事務を5年間経験し、得意な英語を活かして海外のクライアントとの仕事を多く担当してまいりました。英語で密に連絡をとり、さまざまな状況に臨機応変に対応することで、スムーズに商談を進行できたと思います。

また、PCでの受発注や書類作成といった事務処理が得意で、業務が集中する繁忙期でも正確に効率良く進められるように自分なりの方法を工夫していました。

貿易事務の仕事は未経験ですが、これらのスキルを貴社の業務でも活かせると考えて志望しました。早く貿易事務の仕事を覚えて貴社に貢献できるよう努力してまいります。

貿易事務の魅力

貿易事務の魅力

貿易事務は海外との関わりや専門知識を扱うことから、他の仕事では味わえない魅力があります。求められるスキルや知識が多い貿易事務ならではの、大きな魅力を2つ紹介します。

国際情勢や為替の知見が広がる

国際的な物流を扱う貿易事務の仕事には、取引する国の政治や経済の動向が大きく関わってきます。日常的に最新の国際情勢に気を配っておくことが大切です。そのため、自然と知識が増えていくでしょう。

また、銀行や商社で貿易事務の仕事をするなら、為替の予約や買取りといった業務の中で外国為替を取り扱います。日々変動するレートや相場と関わるため、こちらも最新の情報に触れることができるでしょう。

スキル次第で転職やキャリアアップがしやすい

貿易事務は、一般の事務と比較して語学力や専門知識といった求められるスキルが多い職種です。その分、経験を積めばキャリアアップを望める仕事でもあります。

先ほど紹介した貿易事務が活躍する業種では、商社及びメーカー、国際物流、海貨・倉庫業者の順に専門性が高くなっています。商社及びメーカーで経験を積むことで、より多くのスキルが必要とされる海貨・倉庫業者へのステップアップが目指せるでしょう。

貿易事務の大変な点

貿易事務の大変な点

海外とやり取りする貿易事務の仕事は、相手の国との時差が深く関係してきます。日本と相手の業務時間が異なるため、急ぎの案件には残業して対応しなければいけません。また、始業時間よりも早く連絡しなければいけないケースもあるでしょう。

海外も含めた複数の相手との調整が必要な仕事のため、貿易事務は早朝出勤や残業といった時間外の業務が発生する可能性のある職種です。

貿易事務に役立つ資格

貿易事務に役立つ資格

貿易事務の仕事に就くために必須の資格はなく、経験者でなくても転職できる仕事です。しかし、貿易に関する資格を持っていれば、転職活動のアピールにもつなげることができるでしょう。役立つ2つの資格について解説します。

通関士試験

通関士試験は、貿易関連の資格試験の中で唯一の国家試験で、合格すると通関士の国家資格を取得できます。通関士とは輸出入で発生する通関手続きを行い、必要な書類を作成する職業です。所定の通関書類は、通関士しか記名押印や審査ができません。

通関士の資格を持っていると、海外への輸出入を行っている企業に対して強いアピールポイントになるでしょう。難易度の高い資格ですが、勉強することで貿易の知識が身に付き、将来的に通関士へのキャリアアップも目指せます。

出典:通関士試験|財務省

貿易実務検定

貿易実務検定は、日本貿易実務検定協会による民間の検定試験です。貿易実務に関する知識や能力の指標となる資格で、難易度ごとにA級、B級、C級の3段階に分かれています。

C級は1~3年程度の実務経験レベルで、定型業務がこなせるだけの知識が求められます。独学でも勉強しやすい内容なので、まずはC級の取得を目指すと良いでしょう。

資格の勉強をすることで、貿易の基本的な知識が身に付きます。持っている知識を客観的に判断してもらいやすくなるため、転職活動にも有利でしょう。

出典:貿易実務検定|日本貿易実務検定協会

貿易事務の需要と将来性

貿易事務の需要と将来性

仕事のニーズは時代によって移り変わります。また、IT技術の発達によって人ではなくAIが行う仕事も増えていくでしょう。貿易事務の仕事が今後どう変化していくか、需要と仕事の将来性について解説します。

自動車・半導体部品などは海外からのニーズが増えている

日本は主に資源や食料などを輸入し、工業製品などを輸出している貿易大国です。特に、日本のメーカーが生産する自動車や半導体部品などは、海外からのニーズが高いと言えます。

この先も貿易量の大幅な減少は想定しにくいため、貿易事務の需要は高いと考えられます。中でも商社やメーカーからの求人が多くあるでしょう。

高度で専門的な業務内容に移行していく

今後も需要が高いと見られる一方で、業務内容は変化します。一般の事務も含め、AIの進化に伴い書類作成業務は減少していくでしょう。

また、受発注システムのクラウド化により、貿易事務を通さずに取引先同士が直接やり取りできる環境が整う可能性もあるでしょう。

近い将来、貿易事務の業務はAIでは難しい、調整や折衝を中心とした、より高度で専門的な内容に移行していくと考えられます。長く活躍できるように、将来を見据えたスキルアップが重要になってくるでしょう。

貿易事務への転職に備えて志望動機を考えよう

貿易事務への転職に備えて志望動機を考えよう

貿易事務は一般の事務職と違って、語学力や専門知識といった高いスキルが求められます。ハードルは高いですが、業務の中で経験を積めばキャリアアップを目指せるやりがいのある仕事です。海外との調整や折衝の中で、国際的な知見も身に付くでしょう。

専門性の高い貿易事務ですが、未経験からの挑戦も可能です。転職を考えるなら、語学や貿易関係の資格の勉強をして使えるスキルを増やしておきましょう。貿易事務への転職を選んだ理由を明確にしておくことも大切です。

自分のアピールポイントと熱意が伝わる志望動機を考えて、貿易事務への転職を成功させましょう。

監修:キャリテ編集部【株式会社エーティーエス】

株式会社エーティーエスが運営する本サイト「キャリテ」では、みなさまの「キャリア」「働く」を応援する記事を掲載しています。みなさまのキャリアアップ、より良い「働く」のために、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。

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