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広報に向いている人の8つの特徴を解説!必要なスキルも併せて紹介

広報に向いている人の8つの特徴を解説!必要なスキルも併せて紹介

「広報って、どんな人が向いているの?」
「広報って華やかなイメージだけど、難しいのかな」
「広報に必要なスキルには何がある?」
広報に興味を持っている方や転職先として広報を視野に入れている方の中には、このような疑問や不安を感じる方もいるのではないでしょうか。

本記事では広報に向いている人の特徴だけでなく、有利になりやすい資格や必要なスキルを紹介しています。この記事を読むことで、転職活動を始める前に自分が広報に向いているか、向いていないかを確認できます。

また、広報の仕事内容やメリット、デメリットも分かりやすく解説しているため、未経験でも広報の基礎知識を理解できるでしょう。これから広報への転職を考えている方は、本記事を参考にしてください。

広報の仕事内容とは?

広報の仕事内容とは?

広報は企業そのものやブランド、商品、サービスなどを社内外にPRする役割を担っていますが、具体的にはどのような仕事内容なのでしょうか。

広報に向いている人の特徴を解説する前に、仕事内容について理解を深めましょう。ここでは、広報業務を大きく2種類に分けて紹介します。

社外広報

社外広報は一般的にイメージする広報の仕事で、社外に向けて企業の商品やサービスなどをPRします。

具体的な仕事内容は、PRのための書類作成や取材対応、イベント企画、SNS・ブログなどの発信作業、トラブル発生時の対外的対応などです。

自社ブランドや商品、サービスの認知度向上とイメージアップのために欠かせない職種と言えるでしょう。

社内広報

社内広報は主に社内報を製作して、自社社員に対して広報活動をする仕事です。

社内広報を行うことで、社員同士の共通の理念やビジョンを持つことができ、別部署同士の情報共有やコミュニケーション、モチベーションの向上などに効果があります。

また、社内イベントを企画したり、社員の家族に向けた広報活動を行ったりすることで、社内の雰囲気作りや働きやすさにアプローチすることも可能です。

広報に向いている人の8つの特徴

広報に向いている人の8つの特徴

広報にはパソコンを使用して書類等を作成する仕事や、人と話をして商品などをPRする仕事などがあります。

ここでは、広報に向いている人の特徴を8つ紹介していきます。自分がどれだけ当てはまるのか、広報に向いている人とはどのような特徴があるのかを考えながら読んでみましょう。

1:フットワークが軽い

広報は日頃から経営者や社内、社外のメディア関係者などと接する機会が多い仕事で、信頼関係の構築が非常に大切と言えます。

業界内の集まりやコミュニティーに積極的に足を運べる人は、広報に向いていると言えるでしょう。

2:情報を集めるのが得意

広報には勤めている業界や市場の流行・動向などを常にリサーチし、必要な情報を収集できる力が必要と言えるでしょう。

また、PRする商品やサービスなどについて誰よりも詳しくなくてはいけません。自分で調べて情報を整理し、分かりやすくアウトプットすることが得意な人は重宝されるでしょう。

3:マルチタスクが得意

広報は、仕事の幅が広く同時進行しなければいけない場合が多いです。優先順位を考慮し、複数のタスクに対応できる人は業務を円滑に進められるでしょう。

また、突発的な業務にも対応できる能力も必要になるでしょう。

4:コミュニケーション能力が優れている

広報はマスコミ関係者との人脈作りや、情報収集のための打ち合わせなど、コミュニケーションの場は多岐に渡ります。

人と話すことが好きでどのような相手とでも良好なコミュニケーションを取れる力は、広報担当者にとって大きな武器になるでしょう。

5:広い視野で物事を見られる

広報は経営者の代弁としてメディア対応する場合や、経営者と戦術を立案することもあるため、企業の顔とも言える役割でしょう。

経営に影響を与える仕事を請け負っているという自覚を持ち、全社視点で物事を見る必要があります。

6:客観的に判断できる

社内で頻出する言葉が一般的には使用しないものだと、いくら広報活動をしていても伝えたいことが伝わりません。常に、自分の言葉や情報を客観的に見ることが大切です。

また、自社がアピールしたいことだけをPRするのではなく、ユーザーが求めているものが何かという視点で判断できると、広報担当者としての強みになるでしょう。

7:問題が起きても自分で解決できる

社内外で何かトラブルが発生した際に、事態収集のためにどのような対応が必要か瞬時に判断できる人は、広報に向いていると言えます。謝罪を求められる場合であっても、柔軟に対応できる人材が必要です。

また、企業の顔として経営に近い立場にいることから、リスクを想定しながら業務を遂行することも大切でしょう。

8:細かいところまでこだわれる

広報ではオフィシャルな情報を社外に出すため、特に文章校正には注意が必要です。ダブルチェック体制を整えるだけでなく、言葉の使い方や伝えたい内容など細部まで確認して、世間の信頼に直結する仕事に取り組むことが大切でしょう。

間違った情報の提供は、自分だけでなく企業全体の信頼低下に繋がる恐れがあるため、文章は印刷して確認するなど責任感を持って取り組む必要があります。

持っていると有利になりやすい資格

持っていると有利になりやすい資格

広報になるために必ず取らなければいけない資格はありませんが、持っていると転職で有利になりやすい資格はあります。

ここからは、広報で持っていると有利になりやすい資格について紹介していきますので、参考にしてください。

PRプランナー補

PRプランナー補は、広報やPR実務に関係する基礎知識を持っていることを認定する資格です。認定条件は、検定1次試験に合格しPRプランナー補書類審査に合格することが条件です。コミュニケーションやマーケティングに関する知識、組織経営の知識から出題されます。

出典:PRプランナー補|公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会
参照:

准PRプランナー

准PRプランナーは、広報・PR実務に関する専門的な知識を持っていることを認定する資格です。CSRやIR、企業経営、危機管理など、PRプランナー補の認定資格より範囲が広くなります。

PRプランナー補を取得している必要ありませんが、1次試験と2次試験に合格していること、書類審査に合格していることが認定の条件です。

出典:准PRプランナー|公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会

PRプランナー

PRプランナーは日常的な広報・PR実務をこなし、責任者のサポート業務を行えるレベルの認定資格です。ニュースリリース作成や広報の企画など、実務で経験する知識を問う内容となっています。

1〜3次試験に合格し、PRプランナー書類審査に合格していることが認定条件です。

出典:PRプランナー|公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会

広報の仕事をするために必要なスキル

広報の仕事をするために必要なスキル

広報の仕事内容や向いている人の特徴、持っていると有利な資格などを解説してきましたが、広報の仕事をするために必要なスキルとは何でしょうか。

ここでは、社内外問わず広報に必要なスキルについて紹介します。

プレゼンテーション能力

広報ではプレスリリースのような文章でのPRだけでなく、プレゼンテーションによる言葉のPRを行う場面が多くあります。プレゼンテーションは、会社の代表として理念や情熱をアピールできる効果的な方法です。

伝えたいポイントを押さえながら、相手が知りたいことを適切に伝達するスキルが必要でしょう。

日本語力

書類などによる文字での情報伝達、プレゼンテーションなどによる言葉での情報伝達、どちらの業務でも相手に伝えるための日本語力が重要です。

企業の顔として情報発信するため、誤字脱字や不正確な日本語の使い方は、企業や商品のマイナス評価に直結する恐れがあります。

語学力

広報に携わる人材に日本語以外の語学力があると、企業にとって大きな強みとなるでしょう。外国語に精通していることで、日本メディアだけでなく海外メディアに対しても商品やサービスをPRできます。

また、自社に外国人社員が所属している場合やクライアント先に外国人がいる場合、外資系クライアントなどと円滑にコミュニケーションを取れるでしょう。

文章構成力

広報ではプレスリリースや代表インタビューの台本原稿等を作成することがあります。

相手に伝わる文章かつ、アピールしたいものの魅力を言葉にする言語化する力が重要です。ユーザーに情熱をアピールするためにはプレゼンテーションが有効ですが、心を動かせる文章力があれば書面やWEBでも効果があります。

コロナウイルス感染症の影響により、対面での広報が難しくなってきている近年では、高い文章構成力を持っている人材の需要が高まっているでしょう。

広報の仕事に活かせる業務経験

広報の仕事に活かせる業務経験

広報への転職を考えている人の中には、未経験から目指したいと考えている方もいるのではないでしょうか。

広報は幅広い仕事内容であるため、様々な業務経験を活用できますが、ここでは即戦力として活かせる業務経験を紹介していきます。

マーケティングの仕事

市場調査やデータ分析などを行うマーケティングの仕事経験がある人は、広報に向いていると言えるでしょう。

マーケティングは企業によって広報と兼務とされている場合も多く、親和性の高い職種です。業界や市場のトレンドを把握することは広報にとっても重要であるため、マーケティング戦略の経験がある人は未経験でも転職できる可能性が高いと言えるでしょう。

営業の仕事

営業で培われたコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力などのスキルは、広報でも活かせます。

また、営業経験のある人は情報収集や商品・サービスへの理解が深い人が多く、広報に向いている人の特徴と類似する部分が多いことが特徴です。

カスタマーサクセスの仕事

カスタマーサクセスとは、商品やサービスを販売したり、契約してもらったりするだけでなく、その売り込んだ商品などを利用して、クライアントが成長や成功するためにサポートする仕事を言います。

カスタマーサクセスの業務経験者は、ユーザーの動向や意見を把握し寄り添った施策立案が可能でしょう。

デザイナーの仕事

ユーザーのニーズを分析し、より良い商品・サービスのために形にするデザイナーの仕事も、広報業務の企画立案に活かせるでしょう。

また、プレスリリース作成時など読み手に寄り添った分かりやすい資料を作成する際にもデザインスキルは重宝されます。

人事の仕事

人事戦略、採用、研修・教育、評価など経営に対する影響が大きい人事の仕事経験がある人も、広報に向いていると言えるでしょう。

より優秀な人材を採用するために自社の魅力をアピールすることは、広報がメディアに対して企業の顔としてプレゼンテーションする業務に近いものがあります。

また、日頃から経営者や社内社員とコミュニケーションをとる機会が多く、社内のリソース把握能力が高いため、転職した際も即戦力として重宝されるでしょう。

広報の仕事をするメリット

広報の仕事をするメリット

広報に活かせる業務経験を挙げましたが、業務内容に親和性のあるものや似ているものがたくさんあることが分かりました。

それでは、広報の仕事をするメリットとは何でしょうか。ここでは、社内外問わず広報業務全体で見た際のメリットについて解説します。

世間の声がダイレクトに届く

マーケティングでは効果測定をして戦略・施策の効果を調べますが、広報は業務の結果を測定することは難しいです。その代わり、世間の声をダイレクトに聞けるというメリットがあります。

メディアに取り上げられたとき、ユーザーから良いリアクションをもらったときなど、目に見える形で広報の効果が出ると非常にやりがいを感じるでしょう。良い声でなくても、世間の感想や意見を聞くことで、改善や改良に繋げられます。

人との関わりが増える

メディア関係者やクライアントとコミュニケーションをとることはもちろん、それぞれの部署の人と情報交換を行うことで、普通に生活していては得られない専門知識や経験談を見聞きできるでしょう。

広報にとっては人との関わりが大きな戦力になり、結果として企業経営に良い影響を与えることに繋がります。

広報の仕事をするデメリット

広報の仕事をするデメリット

必須の資格がなくても挑戦しやすい職業の1つである広報は、企業の顔と言われるだけあって華やかな印象を持つ方もいるでしょう。

しかし広報の仕事には、メリットだけでなくデメリットもあるため、双方をきちんと理解した上で転職を考えましょう。

客観的な立場でいないといけない

自社の立場や利益のためだけの広報活動は、ユーザーやメディアから見ても良い印象はありません。企業の社会貢献性やユーザーのニーズに合わせた広報を行える担当者ほど、結果がついてくると言えるでしょう。

広報の仕事をする際は、常に客観的な立場で取り組まなければならないというデメリットがあります。

責任が重い

世の中に企業や商品、サービスの情報発信を行う広報は、その業務結果が会社の経営に大きな影響を与えます。そのため、商品や経営に影響のある数字や統計などを出す際も、根拠のある情報を提供することが大切です。

社内においては上層部と関わる機会が多く、プレゼンテーションや承認に関するプレッシャー、売り上げやイメージアップに関する成果への責任を感じやすくなります。

広報とは様々な側面で責任が重い仕事と言えるでしょう。

広報の仕事で気になること

広報の仕事で気になること

ここまで紹介してきた広報について、転職者目線で気になることをピックアップしまとめました。転職後も長期的に広報として活躍したい方や業務未経験で転職に挑戦したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

キャリアアップするための方法

広報としてキャリアアップしていこうと考えている方は、企業の広報にキャリアパスがあるのか、昇給の可能性はあるのかなどを確認しましょう。

一般的にはアシスタント業務からスタートし、自分の得意な分野や案件を1人で担当できるようになれば1人立ちと言えます。

広報のキャリアアップには、広報部署で管理職として他の広報担当を統括したり、独立して広報コンサルティング会社を設立したりなどの選択肢があります。

未経験でもできるのか

先述したように、マーケティングや営業など広報に活かせる業務は幅広いことから、未経験でも広報への転職は可能ですが、未経験からの転職は難易度が高いと言われています。

経験業種と広報の共通点や異業種で得たスキルを広報に活かすほか、コミュニケーション能力の高さなど、転職後に活かせそうな部分を面接でアピールしましょう。

広報の仕事を探すときのポイント

広報の仕事を探すときのポイント

企業によって広報の業務内容が違うため、転職活動前にそれぞれの業務について確認しておきましょう。

ここでは、広報の仕事を探すときのポイントを紹介します。自分がどのような職種、勤務地、業態で働きたいかを考えながら読んでみてください。

職種はどうするか

転職活動をする際には自分は社外・社内広報のどちらの業務を行いたいか、企業が募集している職種はどちらかなどをよく確認しましょう。

企業によっては、社内広報と社外広報が兼務になっている場合もあるため、自分がやりたいと思っているような業務ができるかどうかを踏まえて、求人の内容を確認することがおすすめです。

勤務地はどうするか

広報は経営とつながりのある職種のため、ほとんどの企業の広報が本社勤務となっています。本社が自宅からアクセスのよい場所かどうかをチェックしてみるのもおすすめです。

また、社外広報の場合はイベントや展示会など出張が多い場合もあるため、空港や駅近辺の勤務地を選ぶ方法もあります。

会社の業態はどうなっているか

同じ商品やサービスを扱っていても企業ごとにビジネスのやり方は異なります。例えば、商品を販売する卸売・小売業はデパートやスーパー、コンビニエンスストアといったように営業方法が異なるほか、通販販売やネット販売も業態が異なると言えます。

企業がどのような戦術でビジネスを展開しているかを知っておくと、転職後のイメージが湧きやすくなるでしょう。

雇用条件や給与はどうか

転職する際は、雇用形態や給与などの応募条件をきちんと確認しましょう。

雇用形態が正社員、派遣、アルバイトのどれに当てはまるのか、福利厚生や休日、給与は自分が求めている条件をクリアしているのかなど、求人ごとに違う条件を確認することも大切です。

広報の仕事をする前に向いているかどうか確認しよう

広報の仕事をする前に向いているかどうか確認しよう

広報は必須の資格やスキルがないため、未経験でも挑戦できる職種ですが、企業の顔としての責任が大きいという側面もあります。

人とコミュニケーションを取ることにストレスを感じないか、情報収集が苦手ではないか、フットワークが軽いかなど、本記事で解説した工法に向いている人の特徴と自分を照らし合わせてみましょう。

全ての特徴に当てはまっていなくても、本記事をとおして業務内容やデメリットなどを理解した上で、広報の仕事に挑戦してみましょう。

監修:キャリテ編集部【株式会社エーティーエス】

株式会社エーティーエスが運営する本サイト「キャリテ」では、みなさまの「キャリア」「働く」を応援する記事を掲載しています。みなさまのキャリアアップ、より良い「働く」のために、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。

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