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事務職へ転職するときにおすすめの資格8選|身につけておきたいスキルとは

「事務職に転職したいけれど、資格を持っていると有利になるの?」
「事務職におすすめの資格を知りたい!」
「事務職はどんなスキルを身につければ良いの?」
事務職への転職を考えている方や、すでに事務職として働いているが他の企業へ転職したいという方もいるのではないでしょうか。

この記事では事務職の仕事内容をおさらいし、事務職に転職する際に資格があった方が良い理由を解説します。

また、実際に事務職に転職する際におすすめの資格や、資格取得時に注意すべきことを紹介しますので資格を選ぶ際の参考にしてください。

この記事を読むことで、事務職への転職を有利にする資格やスキルについての情報を得られるでしょう。この記事を参考に、事務職への転職におすすめの資格を取得してみましょう。

事務職の仕事内容とは

事務職の仕事内容とは

事務職は書類作成や資料のファイリング、データ入力、来客対応などを行う仕事です。企業によっては人事・労務部門の仕事などを担当することもあります。

書類作成の仕事は担当部門や部署によって内容は異なり、見積書や契約書、決算書類など様々な種類があります。

ファイリングは社内の資料や書類を、種類や日付順など適切な場所にファイリングします。データ入力は正確さが求められる仕事であり、売り上げや顧客データなどのデータを入力します。来客対応では、顧客などが来客した際の受付対応や会議室の準備などを行うことが一般的です。

事務職へ転職するときに資格があった方が良い理由

事務職へ転職するときに資格があった方が良い理由

事務職に資格は必須ではありませんが、転職時やキャリアアップ時に有利に働く可能性があります。取得する資格によっては、実務をスムーズに進められるスキルやマナーが身に付き、そのスキルやマナーを持つ証明になります。

また、仕事に関連した資格を持っていることでモチベーションの高さをアピールできるでしょう。

事務職へ転職するときにおすすめの資格8選

事務職へ転職するときにおすすめの資格8選

事務職に転職する際に持っておくと良い資格はいくつかありますが、ここでは8つの資格を紹介します。パソコン・英語・文書など様々な分野の資格の内容を知り、どの資格を取得するか考えてみましょう。

1:ITパスポート

ITパスポートは、社会人としての基礎知識とITに関する基礎知識を持っていることを証明できる国家資格です。試験ではAIやビックデータなどの技の概要や、ネットワークやセキュリティといったITの知識が問われます。

さらに、マーケティングや財務などの経営全般の知識や、プロジェクトマネジメントの知識なども問われます。ITに関する知識とあわせて経営に関する知識も習得でき、社会人としてのスキル向上と仕事の効率アップに役立つ資格です。

出典:iパスとは|IPA 情報処理推進機構

2:簿記資格

企業が応募者に求める資格のランキングで、上位にランクインしているのが簿記資格の1級と2級です。上場企業は、財務諸表という利益や経営、財務状況をまとめた書類を四半期に一度出す義務があり、大規模な会社ほど簿記や会計の知識を持つ人材が求められています。

出典:企業が求める資格|日本商工会議所

日商簿記検定試験3級

日商簿記3級では、基本的な商業簿記について問われます。小規模な企業での企業活動や会計実務において、経理に関する書類を適切に処理するためのレベルの知識が問われます。

日商簿記検定試験2級

日商簿記2級では、3級より高度な商業簿記・工業簿記について問われます。経営内容を財務諸表の数字から把握できるなど、企業活動や会計実務で使用するような知識が必要です。

会計実務において、適切な処理や分析を行うために必要なレベルの知識が求められ、経営管理に役立つ資格です。

3:ビジネス文書実務検定試験

ビジネス文書実務検定試験では、情報を早く正確に伝えるビジネス文書を作成するのに必要な基本的知識や技能が問われます。

ビジネス文書実務検定試験は、社会人として即戦力になれる人材の育成を目的に試験を行われていることが特徴です。

4:日商PC検定

日商PC検定では、WordやExcelといった文書作成や表計算のアプリケーションを活用する能力、IT活用についての知識やスキルが問われます。

レベルは1〜3級とベーシックに分かれており、ベーシックでは基本的な文書作成や表計算のアプリケーションの操作スキルが求められ、企業での実務に対応できるレベルに設定されています。

1〜3級は、数字が小さくなるほどレベルが高くなります。いずれの級でも、企業の実務に必要とされる知識が問われ、取得することで実務能力の証明になります。

5:TOEIC

TOEICは英語力が問われる試験で、商社の貿易事務などを検討している方におすすめの資格です。

リスニングとリーディングの試験や、スピーキングとライティングの試験など、いくつかの種類があります。日本のみならず世界で実施されている試験であり、結果は合否ではなく点数で表されることが特徴です。

知識としての英語ではなく、日常生活やオフィスでのコミュニケーション能力を問われるため、より実践的な英語力の評価を証明できます。

6:マイクロソフト オフィス スペシャリスト

マイクロソフト オフィス スペシャリストは、Word、Excel、PowerPointなどのオフィス製品のスキルを証明する資格です。試験科目は製品ごとに分かれており、WordとExcelは一般レベルと上級レベルが用意されています。

一般レベルでは基本的な機能を使いこなすスキルを問われます。Wordでは文字サイズやフォントの変更、作成した文書の印刷、Excelでは基本的な関数の使用や、セルの書式設定、グラフの作成などが出題されます。

上級レベルでは、より高度な機能を使うスキルが問われます。Wordでは目次や索引の作成、他のアプリケーションからデータを読み取るスキル、Excelではデータ分析やマクロの作成と編集などのスキルが必要です。

7:文書情報管理士検定

文章情報管理検定は、文書や帳票、伝票や図面など、紙の文書をコンピューター上で見られるようにスキャンしたり、マイクロフィルムを活用するための技術や法律などの知識を問われる資格です。検定は上級・1級・2級の3つのレベルがあります。

社会人であれば一般常識として身に付けておくべき知識が多く問われます。文書作成から書類の種類と役割、文書の保管に関連する法律など、ネットワーク上で扱われる文書の仕組みや取り扱い方法なども出題内容に含まれています。

ただし、法律や技術の進歩に対応するため、5年ごとの更新が必要です。

出典:文書情報管理士とは|JIIMA 公式サイト

8:秘書検定

秘書検定は、社会人であれば身に付けておきたい常識や人に良い印象を与える「感じのよさ」の表し方を学べる検定です。4つの級があり、3級・2級・準1級・1級に分かれています。試験は筆記問題と、1級・準1級では面接試験も行われます。

資格を取得するときに注意すべきこと

資格を取得するときに注意すべきこと

転職のために資格を取得する際は、気をつけておきたいことがいくつかあります。

ここからは、資格を取得するときに注意すべきことについて紹介します。転職のために資格取得を考えている方は参考にしてください。

資格を取得することを最終目標にしない

資格を取得しても、資格勉強で学んだ知識は使わなければ忘れていってしまいます。資格取得が最終目的ではなく、資格を取得した後どのようにキャリアアップや転職に活かすのかを考えておきましょう。

また、資格の認知度や評価についても確認しておきましょう。

希望する職種の内容に合った資格を取得する

資格を持っていても、業務で活用できるスキルや知識でなければ採用に有利にはならないでしょう。転職のために資格を取得するのであれば、事務職の中でも希望する部署や業務で活かせる資格を取得しましょう。

例えば、医療事務の資格は、医療事務の面接であればアピールになりますが、経理の面接で医療事務の資格をアピールしても業務上必要とされるスキルとは異なるため効果が見込めません。

自分に合った方法で効率よく勉強を進める

資格取得のための勉強には、時間とお金がかかります。自分で参考書や問題集を購入して勉強する、通信講座を受ける、スクールに通うなど勉強の方法は様々です。

自分の生活スタイルや費用を考えて、自分に合った方法で勉強を進めましょう。

事務職に転職するなら身につけておきたいスキル

事務職に転職するなら身につけておきたいスキル

事務職に転職する際、資格のほかに身につけておきたいスキルを紹介します。ビジネスマナーやPCスキルなど、事務職だけでなく社会人として身に付けておきたいスキルと言えるでしょう。

敬語などの一般的なビジネスマナー

来客や電話対応などでは、相手に与える印象が会社全体の印象を左右することがあるため、敬語や一般的なビジネスマナーは押さえておきましょう。

尊敬語、謙譲語、丁寧語の使い分け、挨拶の仕方や電話の受け方など少しずつ習得しておく必要があります。

文書の作成能力やマナー

事務職は、挨拶状や請求書など様々な文書作成を行う機会が多いでしょう。そのため、文書の目的や読みやすい書式で文書を作成できる能力を身に付けておく必要があります。

また、基本的なビジネスメールのマナーを身に付けておくことも大切です。

タイピングなどの基本的なPCスキル

事務職はパソコン作業を行うことが多くなります。求人情報にも、条件として基本的なパソコン操作ができることが挙げられている場合が多いです。

パソコンへの拒否感がなく、WordとExcelの基本操作ができるスキルは必要でしょう。

資格を取って事務職への転職を有利なものにしよう

資格を取って事務職への転職を有利なものにしよう

事務職の仕事内容や、転職時に資格があった方が良い理由、そしておすすめの資格を解説してきました。

勉強に費やす時間や費用はかかりますが、希望する職種で使える資格であれば転職時に有利になったりと、資格の取得はキャリアアップに繋がります。

この記事で紹介した資格の中から、希望する職種に合わせた資格の取得を目指し、転職を有利なものにしましょう。

監修:キャリテ編集部【株式会社エーティーエス】

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