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販売職のやりがいとは?向いている人の特徴やキャリアパスについても紹介

販売職のやりがいとは?向いている人の特徴やキャリアパスについても紹介

「販売職の仕事に興味があるけれど、自分に向いているのだろうか」
「販売職でやりがいは感じられるんだろうか」
「販売職のキャリアパスはどんな感じだろう」
様々な職種がある中で、販売職に興味を持ち転職しようかと考えている方もいるのではないでしょうか。

販売職と言っても、家電量販店からアパレルなど職種は様々です。この記事では、販売職の職種や、やりがい、向いている人の特徴などを解説しています。

また、販売職に就くために持っておくといいスキルや、他の職種から販売職に転職するために必要なことなども解説しています。

この記事を読めば、販売職の特徴や販売職に転職するために必要なポイントを押さえることができ、販売職への理解が深まるでしょう。

販売職への理解を深め、転職先の候補にしてみてはいかがでしょうか。

販売職の仕事とは

販売職の仕事とは

販売職の仕事は、実際に商品を使用するお客様と対面し、商品をお客様に販売することです。販売職は取り扱う商品の知識を蓄え、時には商品についての説明も求められます。

勤務場所は幅広く、身近な例を挙げると百貨店やコンビニ、スーパーマーケットなどがあります。コンビニやスーパーマーケットのように、目に見える商品を販売するだけが販売職ではありません。保険などのサービスを販売することも販売職の仕事となります。

お客様と直接接する仕事であるため、相手が不快な気分にならないよう身だしなみや言葉遣いに注意を払うことも必要です。

販売職は、接客だけではなく、店舗の清掃や商品の陳列、商品の在庫管理など、様々な仕事を行います。

販売職の職種にはどんなものがある?

販売職の職種にはどんなものがある?

販売職を分類すると、どのような職種があるのでしょうか。洋服や化粧品、電化製品など、取り扱うものは様々です。

ここからは販売職の職種について説明していきます。それぞれの職種の特徴を確認していきましょう。

アパレル

アパレルの販売職は、ファッションのコーディネートなどのセンスを磨き、シーズンごとの流行にもアンテナを張っておく必要があります。

アパレル店舗内にディスプレイされているマネキンのコーディネートを考え着せ替えたり、お客様へのファッションのアドバイスを行ったりするためです。

その他には、商品の在庫管理・検品や、レジを行います。

百貨店

百貨店の販売職は、百貨店で取り扱う商品が多いため、幅広い知識が必要とされます。

実際に担当する売り場によりますが、ブランドの歴史や商品の素材等に関して把握しておかねばなりません。

担当の売り場の商品だけでなく、百貨店で取り扱っている商品の配置や基本的な情報を知っておくと、カテゴリーに関わらず顧客のニーズを満たすことができるでしょう。

美容部員や化粧品販売員

美容部員や化粧品販売員は、化粧品カウンターや、化粧品に特化した店舗で化粧品を販売します。お客様の肌診断やメイクアップなども行うため、お客様の肌に触れる機会があるということが特徴です。

さらに、カウンセリングや顧客管理、商品陳列店舗の清掃なども行います。

華やかな職業ですが、メーカーによっては高めのヒールを履いて接客をしたり、お客様に触れるために爪の長さや清潔感、匂いに厳しい決まりがある場合もあります。

家電量販店

家電量販店では、洗濯機やPC、オーディオなど、カテゴリーごとに販売職を配属しています。配属されたカテゴリーについては、商品の知識や仕組みなどをしっかり頭に入れ、顧客から質問があった場合にはすぐ答えられるよう準備しておくことが大切です。

カテゴリーに囚われないコンシェルジュと呼ばれる販売職もあります。カテゴリーに関わらず、顧客の暮らしを向上させるための提案を行う職種です。

携帯電話販売員

携帯電話の販売や、商品・サービスについての説明、料金の見直しについての相談や、プラン変更の手続き、情報入力などの事務作業も携帯販売員の仕事です。

大型商業施設や携帯会社の直営店、家電量販店の携帯電話販売コーナーなどが就業場所となります。

料金やプランについて質問されることが多いため、お客様の意図を正確に理解し、適切な説明をわかりやすく行うことが求められます。臨機応変な対応や、コミュニケーション能力が求められるでしょう。

販売職のやりがいとは?

販売職のやりがいとは?

販売職の仕事内容はここまでで説明してきましたが、販売職として働く人はどのようなことにやりがいを感じているのでしょうか。

ここからは、販売職のやりがいを6つピックアップして見ていきましょう。

商品についての知識が深くなる

お客様に商品を販売するには、商品の情報を把握しておかなければいけません。

お客様に質問された際に商品について説明できるよう、用途や価格などを頭に入れる必要があります。そのため、商品についての知識が深まっていきます。

いろいろな人と出会うことができる

販売職は仕事を通し、年代・性別などが様々な、普段は話すことがない人と出会い、話をすることができます。

例えば、お年寄りから生活の知恵やこれまでの経験を聞くことができる機会もあるでしょう。商品に関した知識だけではなく、様々な人と出会い、話を聞くことができるとその分知識も増えます

お客様の役に立てたことを実感できる

販売職はお客様と直接接する仕事であるため、時にお客様から「ありがとう」と言ってもらえることがあります。

接客時にはお客様に失礼のないよう、気を配りながら商品についての説明などをし、商品をプレゼンするのです。お客様が商品を購入する際には「商品が売れた」という喜びを上回る「お客様の役に立てたという喜び」を感じることができます。

売り上げを伸ばすことで成長を感じられる

お客様への対応や、店舗のレイアウト変更、POPの作成など、売り上げを伸ばすための工夫をすることも必要です。

工夫をしたことでお客様が商品を手に取ることが増えたり、売り上げが伸びたりと、自分自身の成果を実感できることも販売職のやりがいの1つでしょう。

お客様のニーズを引き出す力が養われる

販売職は商品を販売するためにお客様とコミュニケーションを取り、「このお客様は何を求めているのか」を判断するため、悩みやニーズを引き出すことが必要です。

次第に、お客様のニーズを引き出す力が養われ、引き出したニーズを満たす商品を提案することができるようになります。

魅力的なブランドや商品に関わることができる

仕事として、魅力的なブランドや商品に関わることができるのも販売職のやりがいでしょう。

ブランドや商品の魅力をお客様へ伝えることで、ブランドや商品の価値の向上に関わることができます。

販売職に向いている人の特徴

販売職に向いている人の特徴

販売職はコミュニケーションを取ることが好きな人や、聞き上手な人に向いています。

販売職は主に、お客様と直接顔を合わせてコミュニケーションを取り、商品の購入を促します。そのため、コミュニケーションを取ることが好きな人は販売職としてお客様とのコミュニケーションを楽しむことができるでしょう。

さらに、聞き上手であればお客様のニーズを引き出しやすいため、お客様が求めている商品を提案できるでしょう。

販売職に就くために持っておくと良いスキル

販売職に就くために持っておくと良いスキル

販売職に就くためには、どのようなスキルが必要なのでしょうか。ここからは、販売職に就くために持っておくと役立つスキルを2つ紹介します。

販売職に転職するために、何かスキルを身に付けたいと考えている方は、ここで紹介するスキル2つを参考にしてみましょう。

自分が扱う商品についての学習意欲

現代は、インターネットでも商品を購入することができます。あえて店舗へ行き、商品の購入を検討するということは、インターネットではわからない販売員の知識や、使用方法などの説明を期待しているのでしょう。

販売職はその期待に応えられるよう、商品に関する知識を積極的に学び、理解を深める学習意欲が求められます。

コミュニケーション能力

販売職の主な仕事は接客です。

そのため、お客様の話を聞いて、相手が何を望んでいるのか、何に悩んでいるのかなど、ニーズを引き出せるコミュニケーション能力を身に付けておくと良いでしょう。

未経験から販売職に転職するために必要なこと

未経験から販売職に転職するために必要なこと

販売職としての経験がない場合に販売職へ転職するためには、志望動機や意欲をアピールすることや、企業研究をしっかり行うことが必要です。

ここからは未経験から販売職に転職するために必要なことを1つずつ紹介します。これらがクリアできているか確認して準備しておきましょう。

明確な志望動機を伝えられるように準備する

面接時は数ある職種や企業の中から、なぜ販売職を志望しているのか、なぜこの企業を志望しているのかを明確に伝えます。

未経験の場合は、「なぜ前職からキャリアチェンジしたいのか」という質問にしっかり答えられるようあらかじめ準備しておきましょう。

企業研究をしっかりしておく

なぜこの職種・業界・企業を志望しているのか、明確な志望動機を説明するためには、しっかり企業研究をすることが必要です。

まずは応募先の求人票を細部まで確認し、ホームページも確認しましょう。応募先の企業について理解が深まったら、その業界や競合する会社の情報も仕入れておきます。

企業研究の中では、企業が求める人物像やスキルをよく確認しておきましょう。求める人物像について知ることで、入社後に社風が合わないなどの違和感を感じることが防げます。また、自分がこれまでに身につけたスキルが活かせるのであれば、面接時にアピールしましょう。

それに加えて、人によりますがライフステージによって仕事の継続が困難になる期間も出てきます。将来のことを考えて育休・産休が制度としてあるのかは確認しておきましょう。

学習意欲があることをアピールできるようにする

販売職の採用では、人柄なども見られますが、接客や商品についての学習意欲があるかも見られています。

そのため、面接までに志望先のブランドや商品についての情報収集をしたり、店舗に行ってみたりし、学習意欲があることをアピールできるよう準備しておきましょう。

販売職のキャリアパスについて

販売職のキャリアパスについて

販売職は、店長や副店長、エリアマネージャーといったマネジメント職へキャリアアップしていきます。

店長や副店長になった場合には、店舗スタッフのシフト作成や売り上げの管理、採用面接、研修などに加え、販売職の基本的な業務も行います。

エリアマネージャーは、複数店舗を広域展開している場合に、エリアを統括するマネージャーです。エリア全体の売り上げや在庫の管理、スタッフの面談などを行います。

また、本社勤務となり店舗開発や広報などを担当することもあります。

販売職に転職したいなら知っておくべきこと

販売職に転職したいなら知っておくべきこと

販売職に転職してから、「思っていたイメージと違う」ということにならないよう、販売職に転職する前に知っておきたいことを4つ紹介します。

販売職のやりがいや、キャリアパスだけではなく、これから紹介する4つのことも把握しておくと、より販売職への理解が深まるでしょう。

立ち仕事が多い

基本的には、販売職は立ち仕事です。立っていることが多いため、足の疲れを感じたり、腰痛や足のむくみが出たりします。

足のむくみは同じ姿勢でいると起こるため、立ち仕事の販売職だけでなく、座り仕事の事務職などでも気になるようです。足のむくみが気になる場合、立ちながらでも座りながらでも、踵を上げ下ろしするといった改善方法があります。気になる方は試してみましょう。

慣れるまでは、肉体的な疲労も感じやすいため、メリハリをつけてしっかり休むようにしましょう。

平日が休みになることが多い

販売職の勤務体制は店舗によって異なりますが、シフト制で基本的には土日祝日は出勤となり、休みが平日になることが多いでしょう。しかし、最近では、働き方改革の流れが強まってきたため、土日祝で希望休を取れる職場が増えてきています。

勤務時間は営業時間によって、「早番」「遅番」などのローテーションになっています。このローテーションは、変則的なことも多いため、不規則な生活になることもあります。

平日が休みになることが多いため、世間一般の人々とは休みの時期が合いにくいです。しかし、店舗の閑散期などに時期を見て長期休暇を取れば、シーズンオフで安く旅行に行くことも可能です。

お店の営業時間外にも仕事がある

販売職には店舗の営業時間外にも棚卸しや品出しなどのバックヤード業務があります。

店舗の営業時間内には接客を行うため、バックヤード業務は営業時間外になることがあります。営業終了後、夜遅くまで勤務する場合もあることを理解しておきましょう。

年収を上げるのが難しい

小売業は店舗に在庫を保持するため、経費が多くかかってしまう利益率の低い場合が多いビジネスモデルです。したがって、人件費にかけることのできる費用を上げることが難しく、年収を上げることが難しいでしょう。

販売職のやりがいを知って転職先の候補にしてみよう

販売職のやりがいを知って転職先の候補にしてみよう

ここまで、販売職の仕事ややりがいについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。

販売職は、立ち仕事が多かったり、年収を上げることが難しかったりという特徴もあります。しかし、休みが世間一般とはズレていることから、旅行などに安く行くこともできます。

お客様と直に接する職種であるため、様々な人と出会い、コミュニケーションを取れることや、お客様の役に立てたことを実感できるということが販売職のやりがいです。

百貨店や家電量販店など、販売職には様々な職種や勤務先があります。選択肢が幅広いので、自分が好きなブランドなどや業種を転職先の候補として考えてみましょう。

販売職に転職するために必要なこともこの記事では説明しました。販売職を転職先の候補に考えている方は、ポイントを押さえてアピールを行いましょう。

監修:キャリテ編集部【株式会社エーティーエス】

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