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家族構成記載時の基本|続柄の書き方や問われた時の注意点もあわせて紹介

「家族構成はどんな時に記載する必要があるんだろう?」
「続柄の書き方が分からない」
「家族構成を記載する時や、問われた時はどんな点に注意が必要なんだろう?」

提出書類の作成時や面接の際に、このような疑問や悩みを抱える方がいらっしゃるのではないでしょうか。就職・転職・入学・進学時の際などには、家族構成を記載する場面もあるでしょう。また、面接で家族構成について質問を受けることもあります。

この記事では、家族構成について続柄の書き方や記載する際・問われた際のポイントや、注意が必要な点を分かりやすくまとめています。

記事を読んで内容を理解し、いざという時に困らないように、自分自身の家族構成について理解を深めておきましょう。

家族構成の範囲とは?

家族構成の範囲とは?

一般的に、家族構成の範囲は一緒に住んでいる親族のことを指します。家族構成について問われた際に相手が必要としている情報は、あなたが誰と暮らしているかを知りたいということが多いです。

そもそも、家族・親族の定義は6親等以内の血族と配偶者・3親等以内の親族と民法725条で定められています。家族構成はその全てを記載するのではなく、ともに暮らす近しい人が当てはまります。

例外として、一緒に住んでいないが住民票を移していない家族がいる場合は、家族構成に含まれます。居住先が別にあっても、住民票に記載されているのであれば同じ世帯になります。

また、住民票には記載がなく戸籍謄本に記載されている場合は、家族構成に記載する必要はありません。

出典:民法(明治二十九年法律第八十九号)第七百二十五条|e-Gov法令検索

家族構成の記入が必要なもの

家族構成の記入が必要なもの

就職・転職時の履歴書や入社書類に年末調整書類、特定の公的書類などに家族構成の記載が必要です。現在はマイナンバーの記載箇所も準備されています。

それらは、保険証の作成や労働者名簿などに情報が使われます。

家族構成の基本とは

家族構成の基本とは

家族構成はランダムに記入するのではなく、基本となる書き方が決まっています。家族構成の書き方の基本として押さえておきたいポイントは、記載する順番や職業・続柄についてです。

見本となる例文が書類にない場合も多く、詳しい説明を受けることも少ないのではないでしょうか。何人で暮らしているかによっても変わってきます。

ライフステージが変わると家族構成の内容も変更が必要なため、家族構成の書き方をしっかりと理解しておきましょう。

  • 世帯主を先に書く
  • 同居している家族を年齢順に書く
  • 住民票を移していない家族も書く
  • 職業欄は雇用形態を書く
  • 名義人から見た続柄を書く

1:世帯主を先に書く

家族構成記入の際には、一番上の欄に世帯主名を記載しましょう。

具体的には、生計を立てるために主な収入を得ている方が当てはまります。1人暮らしなど単身世帯の場合には、世帯主欄だけ記載します。

2:同居している家族を年齢順に書く

世帯主を記載した後は、家族の名前を年齢が高い順に記載しましょう。兄弟間などで同じ年齢の人がいる場合は、生まれた日や生まれた時間が早い順に記載します。

また、両親や兄弟などと同居している場合は、世帯ごとに記載します。あなたが世帯主で自分の家族・両親と同居している場合は、自分の家族を年齢順に記載し次に両親を記載しましょう。

単独世帯の場合には、世帯主欄と家族構成欄に1名ずつ名前を記載します。

3:住民票を移していない家族も書く

住民票を移していない家族がいる場合も、家族構成に記載する必要があります。

1人暮らしや別居によって一緒の家に住んでいなくても、住民票を移していなければ同一世帯とみなされます。居住先が別であっても家族構成の基本的な書き順に影響は与えません。住民票を移していない家族も含めて、世帯主の後は年齢順に書きましょう。

4:職業欄は雇用形態を書く

家族構成の職業欄には詳しい職業や役職ではなく、大まかな雇用形態を書きます。職業欄には公務員や会社員、自営業と記載しましょう。

また、学生の場合は学生と記入し、専業主婦の場合は無職、パートやアルバイトの場合は勤務先との契約時の雇用形態を記載します。アルバイトなどをしていない浪人生は無職に分類されます。

未就学児・未就園児などの職業欄は空欄、小学生・中学生は学生もしくは小学生・中学生とそのまま記入しましょう。

5:名義人から見た続柄を書く

続柄欄には名義人、書類を提出する本人から見た関係・続柄を記載しましょう。提出する本人の欄には本人と記載します。

誰が提出する書類なのかによって続柄は変わってくるため、間違えないように気を付けましょう。

また、健康状態を記入する欄がある場合には、良好・不良のどちらかを記入しましょう。血液型や扶養の有無に関しても実際の状態を記入します。

家族構成の続柄の書き方

家族構成の続柄の書き方

前述のとおり、家族構成の続柄欄は書類を提出する名義人から見た関係・続柄を記入します。記載の際には、誰を基準にした続柄であるのかを確認する必要があります。

複数の世代が一緒に暮らしている大家族などは、続柄欄の記入に悩むこともあるでしょう。同居人の中で誰かが結婚したら関係性も変わってきます。正式な書き方が決まっているため、普段の呼び方や呼び名で記載しないようにしましょう。

具体的に続柄の記入例を紹介しますので、内容を理解し続柄を正しく記入しましょう。

  • 母親と父親の場合
  • 妻や夫の場合
  • 娘や息子の場合
  • 姉妹や兄弟の場合
  • 義理の子供の場合
  • 甥や姪がいる場合
  • 祖父母がいる場合
  • 義兄弟や義父母がいる場合
  • 叔父や叔母がいる場合
  • 兄弟が結婚していた場合

1:母親と父親の場合

家族構成書類を提出する名義人本人の母親と父親の場合は、続柄欄に母・父と記載します。

子供がいる家庭で自分や配偶者の両親と暮らしている場合は、両親は子供の後に記載しましょう。

2:妻や夫の場合

名義人本人の配偶者の場合、続柄欄には夫・妻と書きましょう。

夫婦の場合は分かりやすいですが、彼氏・彼女や婚約者、内縁関係の場合には同居人と記載します。結納後であっても、入籍するまでは他人とみなされるため同居人と記載してください。また、その際には家族構成欄の順位は血縁関係者よりも下になります。

3:娘や息子の場合

書類名義人の娘や息子の続柄欄には、子と記載します。自分の子供の続柄は、人数や性別に関係なく子と記載しましょう。

子供が多い場合でも、長男・次男・末っ子などと記載する必要はありません。家族構成の書類に記載する際には、上から年齢が高い順に書きます。

4:姉妹や兄弟の場合

書類名義人の姉妹や兄弟がいる場合には、姉・兄・妹・弟と記載しましょう。姉が数人いる場合でも、長女・次女と記載せず2人とも姉と記載します。

性別で分けて記載する必要はなく、年齢が高い順に上から記載します。

5:義理の子供の場合

再婚・養子などにより血縁関係がない義理の子供がいる場合でも、続柄欄には子と記載しましょう。婿養子などで養子縁組している場合にも、続柄欄には子と記載します。

また、何らかの理由により行政に届け出を出していない事実上の子供がいる場合には、縁故者と記載しましょう。はとこ・いとこの子も縁故者と記載します。

6:甥や姪がいる場合

書類名義人の姉妹・兄弟が結婚し子供がいる場合、続柄欄には男の子は甥・女の子は姪と記載します。甥っ子、姪っ子とは記載しないようにしましょう。

ただし、一緒に暮らしている場合のみ記載します。家族構成欄に記載する際には、姉妹・兄弟の下に年齢順に記載します。

7:祖父母がいる場合

祖父母が一緒に暮らしている場合、続柄欄には祖父・祖母と書きます。父方や母方など詳細を記載する必要はありません。

また、家族構成欄に記載する際には誰が世帯主かによって、記入の順序が異なります。

8:義兄弟や義父母がいる場合

義兄弟や義父母が一緒に暮らしている場合は、続柄欄には義兄・義姉・義弟・義妹・義父・義母と記載します。書類名義人の配偶者の兄弟や両親などが当てはまります。

義理の兄弟に当てはまる人数が数人いる場合でも、義兄1番目・義兄2番目などと記載する必要はありません。続柄欄には2人とも義兄と記載します。

9:叔父や叔母がいる場合

叔父や叔母が一緒に暮らしている場合は、伯父・伯母・叔父・叔母と続柄欄に記載します。

両親の姉妹・兄弟が年上の場合は伯、年下の場合は叔の漢字を使いましょう。父方・母方によって違いをつける必要はありません。両親の姉妹・兄弟の配偶者がいる場合も同様です。

10:兄弟が結婚していた場合

結婚した兄弟・姉妹がいる場合は、その配偶者は義兄・義姉・義弟・義妹と続柄欄に記載します。

兄弟・姉妹夫婦に子供がいる場合は、両親の下に年齢順に記載しましょう。世帯主が誰なのかによって家族構成の序列が代わります。

また、一緒に暮らす兄弟・姉妹が年上であれば、その配偶者は年齢を問わず義兄・義姉と記載します。同様に年下であれば義弟・義妹と記載しましょう。

家族構成を問われた時の注意点

家族構成を問われた時の注意点

家族構成を問われた時の注意点として押さえておきたいポイントは、原則として無理に答える必要はなく、本人の差し支えがない範囲で答える程度で十分だということです。

家族構成について問われる割合は減っていますが、完全にない訳ではありません。問われた際には、なぜ家族構成を問われたのか質問の意図、なにを目的にしているのか質問してみるのも良いでしょう。家族構成に関する質問内容に答えたくない場合は、拒否することも可能です。

しかし、言い方や答え方によっては不信感を与える可能性もあります。また、嘘をつくことも良くありません。丁寧・誠実な態度で伝え方や話し方を考え、対応するよう心掛けましょう。

  • 履歴書に書く必要はない
  • 面接時には差し支えなければ答えてもいい
  • 原則として聞かれることは少ない

1:履歴書に書く必要はない

原則として履歴書に家族構成を記載する義務はないため、書く必要はありません。

厚生労働省の「公正な採用選考の基本」内で、応募者の基本的人権を尊重すること、適性・能力に基づき採用選考を行なうことを定めています。応募者の家族状況や生活環境は採否決定に影響を与えないとされているのです。

個人情報でもある家族構成の収集は原則禁止されています。

出典:公正な採用選考の基本|厚生労働省

2:面接時には差し支えなければ答えてもいい

万が一、面接時に家族構成について質問を受けた際には、本人の差し支えがない範囲で答えると良いでしょう。

家族構成を伝える際には、世帯主から年齢順に伝えましょう。差し支えがないのであれば、職業などの詳細を伝えても構いません。しかし、基本的には家族の人数などをシンプルに伝えるだけで良いでしょう。

3:原則として聞かれることは少ない

面接時においても、原則として応募者の適性と能力に関係のない事項を尋ねないように国で内容・やり方に配慮を求めているため、質問を受けることは少ないでしょう。

しかし、家族構成について聞かれた場合にどうしても答えたくない内容であれば丁寧に断りましょう。断りにくい時には、家族構成を聞く理由について質問してみるのも良いでしょう。その上で答えられる範囲で回答すれば良いのです。

家族構成の記入例

家族構成の記入例

家族構成の記入例を分かりやすく、年代別3世代7人が同居している漫画サザエさんを見本例にして説明していきます。

サザエさんの家は2世帯、磯野家とフグ田家が暮らしています。主人公のサザエさんは結婚後苗字が変わっており、フグ田サザエです。そのことからサザエさんの夫、マスオさんは養子縁組していないということが分かります。

そのため、家族構成を記入する際には磯野家とフグ田家と世帯ごとに分けて記入しましょう。今回の書類名義人は磯野波平さんとします。

世帯主は磯野波平さんで続柄は本人です。以降順に、磯野フネ(妻)、磯野カツオ(子)、磯野ワカメ(子)、フグ田マスオ(子の夫)、サザエさん(子)、フグ田タラオ(子の子)と記載しましょう。

自分の子供の配偶者や子供は、嫁・婿・孫など名称で記載せず、子の妻・子の夫・子の子と表現します。続柄欄に関しては、誰が書類名義人かによって違ってきます。サザエさんが未婚で同じ家に住んでいれば序列は、カツオ君の前になるでしょう。

例を参考にして、自分の家族に当てはめて家族構成を詳しく記載してみましょう。

家族構成図の書き方

近年、ジェノグラム(家族・親族相関図)が話題になり、看護医療施設や介護施設・保育の場所などでも利用されています。ジェノグラムを簡単に説明すると、家族や親族の人間関係をひと目で分かるもの、一覧表・相関図・模式図のようなものです。

基本となる図形には全て意味があります。対象者は分かりやすく図の中心に二重マークで示されており、対象者の生育、介護で大きな役割を担う人はキーパーソンとされ星印で示されています。

その他にも複数種類があるので、意味や見方を覚えておくと良いでしょう。

  • 離婚や婚姻の表記
  • 年齢や性別の表記

離婚や婚姻の表記

家族構成図の婚姻を示す線は二重線、離婚を示す線は婚姻を示す線上に斜め二重線を引きます。

子供が生まれた場合は、婚姻線中心から下に線を引き子供を書きましょう。子供を持つ家庭の親が離婚した場合は、斜め二重線の位置によって子供の親権者が分かります。再婚した場合でも、元夫・元妻の図はそのまま残してください。

家族構成図が複雑な場合などは、分かりやすくするために同居している家族を点線で囲むこともあります。

年齢や性別の表記

家族構成図内で性別の表し方は、女性は丸・男性は四角で示し、年齢はその図形の中もしくは図形下に記載します。性別が分からない場合は三角で示しましょう。

妊娠中の場合も、子供の位置に三角記号を記入します。また亡くなった人、故人のマークは図形を黒塗りにするか図形上から✕印を付けてください。

家族構成での続柄の書き方や注意点を知っておこう!

家族構成での続柄の書き方や注意点を知っておこう!

家族構成の基本や続柄の書き方を理解し、必要な場面で適切に対応できるようにしておきましょう。

単身世帯や、1人っ子の方などは家族構成の記載に悩むことは少ないでしょう。しかし、祖父母含む3家族で暮らす大家族などは、複雑な家族構成で書く順序や続柄に悩むことがあります。

いざという時に困らないためにも、ワードやエクセルでテンプレートを作っておくなど分かりやすくしておくのがおすすめです。

監修:キャリテ編集部【株式会社エーティーエス】

株式会社エーティーエスが運営する本サイト「キャリテ」では、みなさまの「キャリア」「働く」を応援する記事を掲載しています。みなさまのキャリアアップ、より良い「働く」のために、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。

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