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自由形式の自己PRとは?基本の内容や作成のコツについてもあわせて紹介

「自由形式の自己PRを、どのように書いていけば良いのか分からない」
「自由に自己PRできるとはいっても、どのようにアピールすれば良いのか分からない」
このように、自由形式の自己PRで悩んでいる人は多くいるのではないでしょうか。

本記事では、自由形式の自己PRと一般的な自己PRの相違点をチェックし、企業がなぜ自由形式の自己PRを要求するのかについて解説します。さらに、応募者がどのようにして自由形式の自己PRを作っていけば良いのかを説明しています。

本記事を読むことで、自由形式の自己PRで効果的なアピールポイントの見つけ方や伝え方を理解できるでしょう。

自由形式の自己PRを効果的に作成したいと思っている人は、ぜひ読んでみてください。

自由形式の自己PRとは?

自由形式の自己PRとは?

自由形式の自己PRとは、白紙1枚で「自由に表現してください」と記載されているエントリーシートのことです。

通常の自己PRの場合は、文字数に制限があったり、スペースに限りがあったりするため、限られた中で自分のことをPRする必要があります。それに対して、自由形式の自己PRは自由に書けるため、自分の個性が表現しやすいと言えるでしょう。

自由形式での自己PRを企業が見る理由

自由形式での自己PRを企業が見る理由

ある企業では、自由形式での自己PRをエントリーシートの題材として出すところがあります。こういう企業では、応募者に対してどういうところを見ているのでしょうか。

自由形式での自己PRを考える場合は、あらかじめ企業の求めていることを理解した方が良いでしょう。ここでは、自由形式での自己PRを企業が見る理由を2つ紹介します。

  • 就職活動者の人間性を知りたい
  • 企業が求めている人物像であるか

就職活動者の人間性を知りたい

自由形式の自己PRの場合は、自由に自分の個性をアピールして良いスペースであるため、応募者の考え方や価値観など人間性が出やすいと言われています。企業はこういうスタイルにすることで、文章以外からでも応募者の人間性を理解したいと思っているでしょう。

企業が求めている人物像であるか

いくら自由形式でPRできるからと言っても、企業が求めている人物像でなければ意味がない可能性もあるでしょう。せっかくPRするならば、企業が求めている人物像とマッチしていることが必要になります。

実際に採用担当者が読んだ時に、「自分を採用したいと思えるのかどうか」を常にチェックし、企業のニーズをくみ取りながら自己PRを作成しましょう。

【自由形式】自己PRの基本の内容4つ

【自由形式】自己PRの基本の内容4つ

自由形式の自己PRを作成したいけれど、どのようにして作成すれば良いのか分からない人がいるのではないでしょうか。

下記の内容を確認しながら自己PRを作っていくと、効果的なアピールにつながっていきます。ここでは、自由形式の自己PRを効果的に作成する方法を4つのポイントで解説していきます。

  • 印象に残したい個性の順番を決める
  • 自分の個性を書く
  • 自分の個性が伝わるポイントを書き出す
  • 一文目には必ず伝えたいことを書く

1:印象に残したい個性の順番を決める

自己PRを作成する場合には、まずアピールしたい個性を列挙します。思いつく限り書きだしていくことが大事です。いくつか書いていく中で、印象に残したい個性に対して優先順位を決めていきます。

いくら自由に記載できるとは言っても、何もかも詰め込みすぎるのは逆効果になるため、アピールしたいものを1個から3個選ぶようにしましょう。

2:自分の個性を書く

ある程度自分がアピールしたい個性に対して優先順位を決めたならば、次は実際に自由形式の自己PR欄に記入する自分の個性を書きます。

個性を書く場合は、採用担当者に対して端的に伝わりやすく、応募先企業に対してメリットがある内容にします。応募先企業に入社するための自己PRにあたるため、自分の個性がどのようにして企業に貢献できるのかを記載しましょう。

3:自分の個性が伝わるポイントを書き出す

アピールする自分の個性が見つかった場合は、自分の個性をどのように伝えるのかを考えましょう。自由にPRできるからこそ、アピールポイントの伝え方に特徴がでます。

どのように伝えるのかを考える時には、イラストを使う、年表風に書くなど思いついたものをとにかく挙げていきます。最終的に、自分の個性が一番魅力的に伝わる方法を考えてみてください。

4:一文目には必ず伝えたいことを書く

自由形式の自己PRでは、一文目に伝えたいことを持ってきた後に、その証拠となるエピソードを添えましょう。最初に一番のアピールポイントを企業に知ってもらえるでしょう。

それに対して、最初に伝えたいことが書かれていないと、企業にアピールポイントが伝わらない可能性があります。

自由形式での自己PR作成のコツ9個

自由形式での自己PR作成のコツ9個

自由形式の自己PRは、これが正解と言えるような書き方が存在しません。その代わり、自分の個性が際立つようにアピールできれば、それが正解と言えるでしょう。

ここでは、自由形式での自己PRを作成する時のコツについて9個紹介します。悩んでいる人は一読したうえで、いろいろと工夫してみてください。

  • 手書きが苦手ならパソコンを使う
  • 印象のある言葉で関心をひく
  • 内定者の構成を参考にする
  • 興味の惹かれるデザインにする
  • コピーライティングの技術を活用する
  • 記憶に残る体験価値を活用する
  • 写真やイラストを使う
  • 分かりやすい箇条書きをする
  • 文字の色や大きさを変える

1:手書きが苦手ならパソコンを使う

自由形式の自己PRを書く時に、手書きが苦手な場合は、パソコンを使っても構いません。パソコンは書き直したい時に、簡単に修正できるため、書きやすいと感じるでしょう。

手書きとパソコンとで、どちらの方が評価を受けやすいというものはありません。そのため、自分が表現しやすい方法で記入しましょう。

また、用紙指定がない場合は、基本的には何でも良いということです。用紙で迷う場合は、一般的に使用されるA4が良いでしょう。

2:印象のある言葉で関心をひく

自由形式での自己PRを行う場合は、人目をひくような印象のある言葉で読み手の関心を持たせるように工夫しましょう。抽象的な言葉で終始してしまうと、読み手が具体的にイメージしにくくなり、インパクトのあるPRにつながりません。

PRポイントをキャッチコピーのように具体的でインパクトのある言葉にするのは、とても有効です。印象に残る言葉でPRすれば、採用担当者の印象に残りやすくなるでしょう。

3:内定者の構成を参考にする

自由形式の自己PRをどのようにして書けば良いのか分からない人は、内定者の構成を参考にする方法があります。実際に内定者が記入したエントリーシートは、無料でネット上に公開されている場合があります。

そこで実際に選考を通過した内定者のエントリーシートを参考にすれば、どのようにしてアピールできるのかが分かるでしょう。

これらのエントリーシートは優れたサンプルに該当するため、内定者のものを参考にしながら、自分にできそうなアピール方法を積極的に取り入れましょう。

4:興味を惹くデザインにする

自由形式の自己PRを作成する時は、読み手の興味を惹くデザインにすると良いでしょう。ただし、いろいろとデザインを工夫しても、ごちゃごちゃとした印象を与えるのは良くありません。

図や文章など両サイドをしっかりと揃えるようにすると、まとまりのある印象を与え、好印象につながるでしょう。

5:コピーライティングの技術を活用する

採用担当者が読むエントリーシートは、とても多いです。多くのエントリーシートがある中で、自分のものを読んでもらうためには、コピーライティングの技術を活用した方が良いでしょう。

コピーライティングとは、広告宣伝のように、読み手により一層読んでみたいと思わせるための文章術です。

コピーライティングの一種として、数字を用いて具体性を持たせるというものがあります。ただ抽象的に書かれてあっても、説得力がありません。そこで、数字を用いて説得力を持たせることで、自己PRを強烈に印象付けられます。

6:記憶に残る体験価値を活用する

体験価値とは、文章をただ読ませるだけでなく、実際に体験しながら文章を読ませるものです。体験価値を活用することで、インパクトが残り、より一層個性が浮かび上がるでしょう。

体験価値の一例として、クイズを解くという仕掛けを作って自分のことをPRしたり、所々採用担当者に対して問いかけたりする方法があります。

いろいろな体験価値の方法があるため、エンタメ性を持たせて採用担当者にインパクトを残すことが肝心です。

7:写真やイラストを使う

自由形式で文言に指定がなければ、文章だけで表現するのではなく、写真やイラスト、図表などを用いた方が良いでしょう。いろいろな方法を使いながら、自分の個性が効果的にアピールできる方法を考えてください。

写真やイラストを用いることで、採用担当者の印象に残るアピールができるでしょう。写真やイラストを使うのが苦手な場合は、データを用いて論理的に伝えるために図表を用いる手もあります。

吹き出しや似顔絵で独自性を持たす

自由形式の自己PRを作成する時は、吹き出しや似顔絵を使うと良いでしょう。独自性を持たせることが可能になり、自分だけのオリジナルな自己PRを作成できます。特に、自分の価値観をアピールする箇所で、吹き出しや似顔絵を使うと効果的でしょう。

現在の写真じゃなくてもいい

自己PRのために使用する写真は、現在の写真でなくても構いません。PRしたいことがきちんと表現されていれば、多少写真が古くても心配はないでしょう。写真は伝えるための手段に過ぎないため、自分の個性が伝わる写真を選ぶようにしましょう。

8:分かりやすい箇条書きにする

自分の個性をPRする場合は、分かりやすいように箇条書きにすることをおすすめします。複数のアピールポイントを並べる場合は、箇条書きにすることで、見やすさや読みやすさが一気に上がるでしょう。

アピールポイントを簡潔に箇条書きにした後で、それに至る根拠を示すために文章でエピソードを添えます。自己PRを作成する際は、効果的に箇条書きを使うようにしましょう。

9:文字の色や大きさを変える

自由形式で自己PRを行う場合、特に強調したい箇所はアピールポイントを際立たせるためにも文字の色や大きさを工夫してみましょう。文字の大きさや色を使って強弱を付けることで、アピールポイントを強調することができます。

ただし、目立たせるためにカラフルな色合いにすると、かえって見にくくなる可能性もあるため、色を使う場合は3色以内に抑えた方がスッキリした印象につながるでしょう。

自由形式の自己PRが見つからない時の対策

自由形式の自己PRが見つからない時の対策

自由形式に限らず、一番のネックとなることは、自己PR自体が見つからないことでしょう。自己PRを見つけるために、自分はどういう人間なのかを知る必要があります。そのうえで、自分がPRできることを探していきましょう。

応募者の人となりを知るために、企業は自由形式の自己PR欄を設けています。自己PRにおいて、輝かしい実績は必要ありません。一人の人間として頑張ってきたことやそこから得たものなどをアピールしてください。

自由形式の自己PRの作り方やコツを知ろう

自由形式の自己PRの作り方やコツを知ろう

自由形式の自己PRは、自由過ぎるが故に考えなければならないポイントが多いと言われています。そのため、応募者にとっては、悩ましいと思うところが多くなるでしょう。

しかし、自由形式の自己PRの作り方やコツを知ることで、ライバルと大きな差を付けることができます。自分の個性を十分にアピールする方法を考えたうえで、自分らしい自己PRを作ってください。

監修:キャリテ編集部【株式会社エーティーエス】

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