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入社2年目で会社を辞めたい人必見!退職前に考えるべきことや対処法を紹介

「入社2年目で会社を辞めたいと思う理由って?」
「入社2年目で会社を辞めるとどんなデメリットがあるの?」
「退職前にはどんなことに気をつけておくといい?」
このように、入社2年目で会社を辞めるか悩む方も多いのではないでしょうか。

転職については、その後の人生に大きく影響が出てくる可能性が高いため、慎重に考えることがおすすめです。

本記事では、入社2年目で会社を辞めたいと思う12個の理由や、退職前に考えておく6つのことについてなど紹介していきます。

会社を辞める場合は、メリットもあれば、デメリットになる面もあります。安易に辞めてしまうと、後悔することもあるため十分注意することが大切です。

これから転職を考える方は、本記事の内容についてしっかり目を通して、どうするか考えていきましょう。

入社2年目だけど会社を辞めたい・・・

入社2年目だけど会社を辞めたい・・・

入社1年目では、まだ入ったばかりで仕事に慣れることに必死だった人も、2年目になると慣れてくるでしょう。

業務内容や会社の人間関係など、さまざまな理由で不満を持っていると「会社を辞めたい」という思いが強くなる時期でもあります。

入社2年目で会社を辞めたいと思う12個の理由

入社2年目で会社を辞めたいと思う12個の理由

「会社を辞めたい」という気持ちが湧いていても、理由がぼんやりとしているという方もいるでしょう。辞めたい理由が明確でないと、避けた方が良い転職先の内容も見えてきにくく、またすぐに退職したくなってしまう可能性があります。

以下で、入社2年目で会社を辞めたいと思う理由を挙げています。自分に当てはまるものがあるかチェックしてみましょう。

  • 仕事内容が合わない・つまらない
  • 人間関係に悩んでいる
  • 残業が多く忙しい
  • 休みが少ない
  • 給料に不満がある
  • 成長できる環境がない
  • 仕事で大きな失敗をしてしまった
  • 会社方針に共感できない
  • 社風が自分に合っていない
  • 体調を崩してしまった
  • もともと入りたい会社ではなかった
  • 結婚して家庭に入りたい

1:仕事内容が合わない・つまらない

入社1年目の時は、新人ということもあり、業務に慣れることに手一杯で、その仕事が自分に合っているか、仕事が楽しいかということを気にする余裕がないこともあります。

しかし、2年目になると、業務に慣れてくるため、その会社や仕事に対して、合うか合わないか、楽しいかつまらないかなど、落ち着いて考える部分が出てくるでしょう。

仕事で思うように成果が出なかったり、ミスが多かったりすると「自分には合わない仕事かもしれない」「この業務はつまらない」など気づき、会社を辞めたい気持ちが強くなってしまうことがあります。

仕事内容について、合わない・つまらないと考え始めてしまうと、ネガティブなことばかりに気持ちが向いてしまう可能性があるでしょう。

今の仕事は仕事と割り切って考えるか、それが難しければ、転職を視野に入れることをおすすめします。

2:人間関係に悩んでいる

さまざまな性格の人、年代の人がいる職場では、誰とでも良い関係を築けるのはそう簡単なことではないでしょう。職場での人間関係に悩み、会社を辞めたいと思う人も少なくありません。入社2年目で我慢の限界にきてしまった、という方もいるでしょう。

人間関係が悪いことが原因で業務に影響を及ぼしてしまう場合は、上司に相談してみてください。また業務外で、悪口や嫌味、仲間外れなど嫌がらせを受けている場合は、上司、または人事や総務に相談しましょう。

3:残業が多く忙しい

入社2年目になると、任される業務範囲も増えて、残業が多く忙しくなってしまうこともあるでしょう。残業の多さで、仕事ばかりの日々が続くと、肉体的、精神的に疲れてしまい、会社を辞めたい気持ちも大きくなってくることがあります。

残業を少しでも減らすために、タスク管理など徹底して、効率のいい仕事の仕方がないか工夫してみましょう。自分でできることをしつくして改善しない場合は、上司に残業の状況を伝えて、人を増やしてもらえないかなど相談することをおすすめします。

4:休みが少ない

休みが少ない会社の場合、そこで働き続けるのは難しくなる場合があるでしょう。厚生労働省の「令和2年雇用動向調査結果の概要」によると、休みが少ないことは、前職を辞めた理由の上位に挙がっています。

入社して2年が経過し、「やはり休みの少なさがネックだ」「この先もずっと休日が少ない働き方になるのだろう」と思ってしまうと、会社や自分の将来に対して良いイメージが持てず、辞めたくなってしまうことがあります。

ただし、年間休日が少ない分、有給休暇が取得しやすい社風の会社もあるでしょう。休みが少なくても、残業が発生しにくい職種ということもあります。休みがないことは不満にもつながりやすいですが、良い面がないのかも確認してみてください。

出典:令和2年雇用動向調査結果の概要|厚生労働省(PDF)

5:給料に不満がある

給料に不満があると、その会社で働き続けるモチベーションが下がる大きな要因になります。「この先も給料は上がらないのでは」と、自分の将来に不安を感じてしまうと、会社を辞めたい気持ちが強くなることがあります。

給料に不満がある場合は、資格取得などで給料アップにつながることはないか確認してみてください。また、会社で副業が禁止されていない場合は、副業を検討してみるのもおすすめです。

6:成長できる環境がない

1年働いてみて、この先の自分の様子も大体想像できてくるでしょう。成長できる環境ではない場合、別の会社に行きたい気持ちになることがあります。やりたいこと、将来像がしっかりしている人ほど、自分に合った環境に行きたい気持ちが湧いてくるでしょう。

7:仕事で大きな失敗をしてしまった

仕事上で大きな失敗をした際に、「今の業務は自分には向いていないのかも」と自分に自信をなくして、会社を辞めたい気持ちになってしまうことがあります。入社2年目になると、1人で任される業務範囲も増えて、ミスも増えやすい時期でもあるでしょう。

責任感が高く、真面目な人ほど、失敗に対して重く考えがちです。大きな失敗をした場合、同じことを繰り返さないように反省すれば、仕事を辞めるところまで思いつめる必要はないでしょう。

8:会社方針に共感できない

会社方針に共感できない場合、長く勤めることが精神的に苦痛になってくる人もいるでしょう。会社の方針は、経営理念を実現するための基本的な考え方や姿勢です。その会社が方向転換しない限り、変わることはないでしょう。

入社2年目であっても、「将来的にこの会社に身を置きたくない」という気持ちが強くなってくることがあります。会社方針に不満がある場合は、転職して勤め先を変えることで解消できるでしょう。

9:社風が自分に合っていない

入社2年目に入ると、自分が社風に合っていないと気づくことも多くなってくるでしょう。上手く社風に馴染める人もいれば、それが難しい人もいます。

たとえば、活気や覇気を出すことを大切にする体育会系の社風の場合、落ち着きがあり静かな環境で仕事をしたい人にとって、騒がしく苦痛に感じるでしょう。

社風に合わせた行動をとらないと、良い評価をされにくいこともあります。社風が合わないことで、会社に居心地の悪さを感じ、転職の意思を固めるケースは少なくないでしょう。

10:体調を崩してしまった

体調を崩してしまったことを理由に仕事を辞めたいと思う人は少なくありません。入社1年目は体調が悪くてもなんとか勤務し続けた人も、2年目になって限界に達し「身体が持たない、会社を辞めよう」と思うこともあるでしょう。

退職せず、そのままその会社で働き続けてしまうと、さらに体調を悪化させてしまう可能性もあります。退職せず、1度休職してみるという方法もありますが、自分の健康を優先した選択をするようにしましょう。

11:もともと入りたい会社ではなかった

就職活動が上手くいかず、妥協して入った会社がいまの会社、という人もいるでしょう。すぐに辞めてしまうと経歴に傷がつくため、とりあえず1年我慢したという場合、2年目に入って転職したい気持ちが強くなることがあります。

この理由で転職する場合、また同じように「入りたい会社ではなかった」と思うような企業に妥協することのないよう、本当に納得できる会社への入社を目指すようにしましょう。そうしないと、また同じことを繰り返す可能性があります。

12:結婚して家庭に入りたい

人によっては、結婚したら仕事を辞めて家庭に入りたい、と考えていることもあります。入社2年目あたりで、「社会人経験もしたし、そろそろ寿退社したい」と感じてくると、退職したい気持ちが強くなってくるでしょう。

入社2年目で会社を辞めるメリットは?

入社2年目で会社を辞めるメリットは?

新卒で入社し、2年目で会社を辞める場合のメリットは、第二新卒として転職活動ができることや、若さというポテンシャルを武器に、未経験の業界、職種にも挑戦できる点にあるでしょう。

年齢が若いことで需要は高い傾向にあります。第二新卒であれば、ビジネスマナーも身についているケースが多いため、積極的に採用している企業も少なくありません。

また、未経験の業界にチャレンジしたいと思っても年齢が高いと敷居が高い面もありますが、第二新卒の場合は、成長意欲が高いことを期待されて採用される可能性があります。

入社2年目で会社を辞めるデメリットは?

入社2年目で会社を辞めるデメリットは?

入社2年目で会社を辞めるデメリットは、転職癖がつく可能性や、その後のキャリアに響いてしまう可能性がある点です。

先を見通して、目的意識がしっかりしている上での転職であれば問題ありませんが、不満を理由に仕事を辞めることが多いと、転職癖がついてしまいます。

辞め癖があると判断されれば「すぐ辞めるのではないか」と懸念され、なかなか転職先が決まらないこともあるでしょう。

また、辞め癖から短期離職を繰り返していると、十分な経験を積めない状態が続きます。いつか自分のキャリアを振り返った時、「自分には大した経歴がない」という事態にもなりかねません。

入社2年目で会社を辞めたい人が退職前に考えるべき6つのこと

入社2年目で会社を辞めたい人が退職前に考えるべき6つのこと

会社を辞めたいからといって、その時の感情を優先して後先考えず辞めてしまうと、思うように転職先が決まらなかったり、収入が途絶えて辛い状況になったりと後悔することもあります。

悪い状況にならないためにも、退職前に考えた方が良い点は、前もって把握しておきましょう。仕事を辞めたいと思った時は、まず以下の6つを考えることをおすすめします。

1:今の会社で改善策はないか考える

退職してしまうのではなく、今の会社で改善策はないか考えてみましょう。改善できれば、「会社を辞めたい」と思うようなことはなくなり、退職する必要性が消える可能性もあります。

会社を辞めれば、今抱えている問題は解決する可能性がありますが、転職先でも同じようなことが起こらないとは限りません。在籍している会社で、自分ができることを試してから退職しても遅くはないでしょう。

2:あと1年今の会社で働いて経験を積めないか検討する

これから目指す転職先でも、今の業務で使っているスキルを使う場合は、あと1年今の会社で働いて、経験を積めないか検討しましょう。スキルや経験を持っていると即戦力として評価され、採用されやすい可能性が高まります。ライバルと差をつけるポイントにもなるでしょう。

3:異動や休職はできないか検討する

退職する前に、異動や休職はできないかを検討しましょう。不満を持った状態で環境も変えず働き続けているのは辛い状況です。そこで、職場環境を変える意味で別の部署への異動、もしくは、1度会社から距離を置くために休職という方法があります。

1度会社を辞めてしまうと、元には戻れません。なかなか転職先が見つからなければ、無職になってしまう可能性もあるでしょう。しかし異動や休職であればそういったリスクが防げます。

4:自己分析を深めておく

自己分析を深めておくと、自分に合った会社、仕事を見つけるために役立ちます。自己分析を疎かにすると、本当の自分はどのような性格なのか、どういうことにやりがいを感じるのかがわからないことになります。さらに今の会社がなぜ合わないのかも、見えてくるでしょう。

自己分析をきちんとせず、自分のことがよくわからない状態で転職しても、今と同じような悩みを抱える可能性が出てきます。

自己分析は、インターネット上で受けられるため、ぜひ利用してみてください。

5:退職理由を明確にしておく

退職理由を明確にしておくことで、辞めるか、続けるかの判断がつきやすくなるでしょう。

退職理由が曖昧な状態で辞めてしまうと、次の転職先でも同じ悩みを抱える可能性も出てきます。退職する前に、今の会社や仕事に対して自分は嫌だと感じていること、不満を持っていることなどはっきりさせておきましょう。

6:在職しながら転職活動を行う

会社を辞めて転職活動する方法もありますが、収入が途絶えた焦りから、企業選びを慎重に行えず転職に失敗してしまう可能性が出てきます。

「どこでも良いから早く転職活動を終えたい」と思ってしまうと、環境の悪い会社に転職してしまうケースもあるため危険です。落ち着いて企業選びができるように、在職しながら転職活動を行いましょう。

入社2年目で会社を辞めたいと思ったらまずは改善策はないか考えてみよう

入社2年目で会社を辞めたいと思ったらまずは改善策はないか考えてみよう

入社2年目で会社を辞めたいと思ったら、まずは改善策はないか考えてみましょう。時間をおいて冷静になると、気持ちの変化が起きる可能性もあります。

仕事を辞めたいと思うことは悪いことではありませんが、辞めることでデメリットもあります。安易な退職にならないように、会社を辞める前は自分の状況や今後の方向性など、じっくり考えて慎重な行動を心がけましょう。

監修:キャリテ編集部【株式会社エーティーエス】

株式会社エーティーエスが運営する本サイト「キャリテ」では、みなさまの「キャリア」「働く」を応援する記事を掲載しています。みなさまのキャリアアップ、より良い「働く」のために、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。

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